2014-08-08

増田で語られるフェミニズムワイドショーレヴェルな件

とあるごとに増田において語られるフェミニズムだが、それがひどく浅薄に感ずる。

私は仕事関係上どうしてもフェミニズムについて知っておかなければならず、

岩波の「日本フェミニズムシリーズは全部読んだし、最近岩波新書の『女のからだ』を読んでいる。

勿論、専門家から見ればこれじゃあ不足なんだろうが、まぁ一般に仕事をするのであれば、この程度で言葉遣いや概念運用問題はない。

でだ。増田フェミニズム議論(や、それに付随する伝統的に語られる「非モテ」論)は、何か特定の、特定ホットエントリから生まれる、何というか、条件反射的な、即物的なものに過ぎないように感ずるのだ。

一体、増田において、フェミニズム議論が、具体的な論者を提示し、さらに具体的な論点を提示したうえで議論が進行したことが今まであっただろうか。

なんとなーくな「知っている」レベル概念で、なんとなーく、言いたいことを語っているにすぎないのではないだろうか?


こんなもんは、増田が普段唾棄しているワイドショーレベルと同じなのだ

フェミニズム歴史的変遷を感ぜられずに恣に運用している。要は適当なのだ

フェミニズムについて発言している者は、なにか専論を少しでも読んだことあるのだろうか?

大学生が、ちょっと背伸びして大学図書館社会学の棚でフェミニズムの本を手に取るような、そんな大学生的児戯が増田において横行している。


これでいいのか?え?増田よ。しっかりと学問的にわきまえた者が発現したものの俗っぽい揶揄によってそのまま流れて行くことがあるぞ。何度も。

それでいいのか?増田よ。

まぁ、増田がその程度ならそれでいいんだがな。

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