3.プランB
大山の考えたプランBとは?
そして数週間が経った。
大山も支持率がマイナスになったため辞任となりプランBを発動した。
そのプランBとは
クーデターだ
クーデターに参加するのは普通に自衛隊だ。
ほとんど前世に転生した者が多いため参加者が多かった。
決行は来月の閣議だ。
自衛隊を国防軍にするかを決める閣議で反対だったら行動開始だ。まあ、どうせ反対だけどね。
早速準備を進めた。
そして閣議が開かれた。
やっぱり始めた直後に反対の声が上がった。
もう反対は確実だろう、一応準備だけはしておいた。
やがて30分の時間が経った。予定よりは早すぎた。
やっぱり9割が反対だった。
自衛隊の戦力を減らすだけじゃなく米軍の撤退まで強く要求した。
これ以上好き勝手しないために実行した。
各東京の駐屯地から73式中型トラックが出た。
国会議事堂 正面ゲート
門番A
「なあ、閣議はどうなんだ?」
門番B
「反対の声が多かったから反対だろな」
門番A
「そうだな」
門番?
「おい、交代の時間だ」
門番A
「交代?後1時間はあるだろ」
門番?
「いえ、早く交代したほうがあなたのためですから」
門番B
「何バカ言ってんだ?お前は?」
門番A
「酒飲みすぎて時間間違えただろ」
門番B
「ったく、飲むくらいなら帰れよ」
門番?
「はあ~~、言いましたよ最後の警告なのに」
門番A・B
「「?」」
ガバッ
突然門番の後ろから何者かが布みたいな物を口にあてた。
門番は抵抗したが相手は力が強くだんだんと意識なくなった。
?
「遅いぞ」
門番?
「すまん、相手がてこずってな」
門番を眠らせたのはガードマン・・・と偽っての特殊作戦群だった。
クーデターの際に議事堂と官邸はガードマンがいるため抵抗すると思い無力化(殺してはおらず気絶したり眠らせたりした)した。
そして門をいつでも開けられるようにした。
特殊作戦群
「まあいい、こちらブラボー、『仕事場の鍵を開けた』繰り返す『仕事場の鍵を開けた』」
司令部
『了解、『家』のほうも完了した。いつでも行動できるようにしろ』
特殊作戦群
「了解した。ブラボーアウト」
首相官邸
ガードマンA
「なあ、終わったらどうする?」
ガードマンB
「銀座でホストと飲みたいな~」
ガードマンA
「おお、俺も連れてってくれ」
ガードマンB
「いいけど大半使う覚悟をしろよ」
ガードマンA
「おう、ん?」
なにやら門の付近で不審そうな男を見つけた。
ガードマンA
「おい、そこで何を【プシュ】」
不審者の2人が素早く拳銃を取り出しガードマンの額に撃った。
だけど実弾じゃなく麻酔弾だったため眠っていた。
偽ガードマンA
「クソッ、まさかここまで来るとは思わなかったよ」
偽者のガードマンが愚痴を言い気絶したガードマンを引きずった。
偽ガードマンB
「しょうがないだろ。ここまで来る事は予想してなかったから」
ガードマンを茂みに隠し門を開けた。
門の向こうにはライトがいくつかが見えた。
偽ガードマンA
「来たようだな」
偽ガードマンB
「ああ、こっちも始めるぞ」
偽者のガードマンは茂みに隠しておいたM4を取り出した。
ガードマンC
「ん?何だこの音【バン!】「全員動くな!」な!何だ!?」
突然迷彩服を着た者、クーデターに参加した自衛官が室内の人間に89式を構えた。
ガードマンD
「野郎!」
ガードマンが怯まずに拳銃を構えた。
ババン!
ガードマンD
「ぐわ!」
先に自衛官が撃った。訓練弾なためたいした怪我じゃないが当たると痛い。
自衛隊隊長A
「怯むな!進め!」
隊長の合図でライオットシールドを構えた隊員が突っ込み前に出た。
外のガードマンは全員無力化されたため中のガードマンだけでは太刀打ちできなかった。
警視庁
クーデターの進行を邪魔しないため警視庁・警察署・交番・巡回中のパトカーを足止めしようとした。
自衛隊B
「全員動くな!」
警官A
「な!何だ!」
警官B
「貴様らは中国か北朝鮮の者か!?」
自衛隊C
「違う!正真正銘の自衛隊だ!全員拳銃を捨てろ!」
隊員が念のために天井に威嚇射撃した。
警官が無理と判断したか拳銃を床に捨てた。
SATや警視総監は既に第1空挺団が制圧したため誰も手出しはできなかった。
それだけじゃなく皇居や政治関連の建物を占拠に成功した。
国会議事堂
総理大臣である塩原は苦しくなった。
大山に前世である事を教え何としても国防軍化にしようとしたがあまりにも反対が多いため止む得なく反対にした。
塩原
「(うう・・・こんなに反対派が多くちゃ逆らう事はできん・・・大山君には悪いがこれ以上総理の汚名を被る事はできない・・・)それでは反対の意見により米軍の撤退と自衛隊の戦力【バン!】!!」
いきなり扉が蹴破られ自衛隊がぞろぞろと入ってきた。
議員A
「な!何だねお前らは!?」
自衛隊隊長B
「全員動くな!ここは我らが包囲した!」
議員B
「何だと!?貴様らは何をやってるのかわかってるのか!?」
???
「わかってたらこんな事はしないぞ!」
隊員の奥から声がして隊員の間に道が開いてある男がいた。
議員A
「な!あなたは!
大山元防衛大臣!!」
隊員たちから出てきたのは大山だった。
塩原
「(大山君!まさか国のためにこんな事を・・・)」
大山
「君達は戦争をしたくない気持ちはわかるが戦争したくない気持ちが強すぎだ!!そんなんじゃまともに国を守る事ができない!よって政治家を全て変更し国防軍化の検討を見直す!!」
議員A
「な!?そんな事したら国民どころか諸外国は黙ってはおらんぞ!」
大山
「それについては検討する!!我々は新たな日本を作る!!もちろん戦争のための国にするんじゃない!!国民の意見を優先的にして!我々の正しい判断をして!新たな未来を作る!!」
大山の声が全国テレビが生中継した。デモ隊も活動したけど大山の声でデモは中止となり大山の歓声がなった。
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