転生オリ主だけど一夏がホモだった (ニコウミ)
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誰がデー!ダテ投稿シデモ!オンナジヤオンナジヤオモデェー!ンァッ↑ハッハッハッハーwwwwwwア゛ンンフンフンッハアアアアアアアアア↑↑↑アァン!!!!!!アゥッアゥオゥウア゛アアアアアアアアアアアアアーーーゥアン!コノヒホンァゥァゥ……ア゛ー!世の中を… ウッ…ガエダ!淫夢問題はぁ…グズッ…我が県のみンドゥッハッハッハッハッハアアアアァァ↑我が県のみンゥッハー↑グズッ我が県のみな らずぅう!!ニシンミヤ…日本人の問題やないですかぁ…命がけでッヘッヘエエェエェエエイ↑↑↑↑ア゛ァアン!!!アダダニハワカラナイデョウネ エ!
( ´,_ゝ`)待たせたな(震え声)





プロポーズ大作戦(はぁと)

「だから、俺はラウラと結婚します」
「待て待て待て、おち着けゆうちゃん。私はね、うん。構わないと思うよ、そこに愛と世間の常識があればさ」
「世間の常識を壊した貴女には言われたくないと思いました(小並感)」
「それ言われたら反論出来ないじゃん………とりあえずさ、落ち着いてみなよ。ラウラちゃん、ちっちゃいよ?」
「おっぱいは関係無いだろッ!! 良い加減にしろッ!!」
「身長のことだよクソ野郎」
「そこは大丈夫。俺、ロリコンだから」
「聞きたくなかったわー。弟のそんなカミングアウト聞きたくなかったわー」
 
 束姉と二人でのんびりとカフェにて珈琲を飲みながら、俺はラウラと結婚する意思を伝えた。だが、何故だが束姉はあまり乗り気ではない。嫁と家族の関係とか今後は重要になるからキッチリとケリを付けなければ。

「あのさぁ……束姉はラウラの何が気に入らないのさ?」
「気に入らないとかじゃなくてだね。プロポーズが勘違いだったって時点でお姉ちゃん、三回くらい聞き直すレベルで耳を疑うのに勘違いした本人が結婚に乗り気ってだけでお姉ちゃん、卒倒しかけたよ」
「男なら女性への責任は果たせってお姉ちゃんに育てられました」
「いやそうだけどさ……」
「第一さ、ラウラ可愛いし、料理上手だし、掃除も洗濯も趣味だし、器量広いし、可愛いし、年齢は十八だぜ。寧ろ嫁に貰わない理由がないよね」
「愛を育む時間が必要じゃないかって話なんだよ」
「ラウラの愛に溺れてますけど?(迫真)」
「うっさいわ」

 珈琲をイッキ飲みして束姉は溜め息を吐いた。
 そもそも、ラウラと言う天使が嫁に来るのを拒むとか男として死んでると想いますけどね。俺はラウラの良かったとは言えない過去を、良かったと笑って死ねる未来で埋めて上げたいだけなんだよ。ラウラ可愛い。

「兎に角、俺はラウラと結婚する」
「……箒ちゃん」
「その名前を出すのはやめてください死んでしまいます」
「一夏」
「どうでもいいわ。親友なら喜んでくれるんじゃない?(曖昧)」
「……まぁ、そこまで言うならお姉ちゃんは止めないよ。でもさ、ほら。やっぱり出会って一週間ちょっとで結婚は幾らなんでも速すぎだよ。恋人とかから始めようよ。それならお姉ちゃんはなんも言わないよ」
「同棲して良い?」
「……一歩は譲って良いよ」
「じゃあ結婚して良いじゃん」
「なんでだよオラ」
「同棲は結婚だろ、常識的に考えて」
「お姉ちゃん。結城の恋愛観はいい加減に何とかしなきゃなと今まで放ってたことに後悔してるよ」

 なんでだ。同棲なんかほぼ結婚すると同意機じゃないか。頑として首を縦に振らない姑(姉)に俺は最終手段をとることにした。携帯を机の上に取り出し、束姉を見つめる。

「よし、分かった。束姉にはラウラと会って話して貰います」
「お姉ちゃんとしては結城の携帯がラウラちゃんのプリクラやフォントで溢れてることに驚愕を隠せないけどね」
「これね、ラウラがプリクラ取りたいって照れながら言ってきたからさ。いやもう、あの君が嫌なら別に良いんだがとか言っちゃってさ……天使だよね……」
「……重症だな、これは……環境が結城を変えたのか……」
「おっと。話が反れたね。兎に角、ラウラに会って貰うから」
「えっ。いや、ちょっと……それは姉として、まだ心の準備が出来てないとかさ……あるじゃん? 色々とさ。弟の嫁に会うのは、お姉ちゃんとして重大イベントと言うか、心構えってやつが…」
「もしもし天使ちゃん?」
「聞けや」

 ショートカットキーを押してラウラに電話をかける。ワンコール、ツーコールの後に電話に出た。控え目な声でもしもしと言ってくる天使。親代わりの姉と会うと伝えていたからか。ラウラは落ち着いた声だった。

『ふふっ。天使って、君はアメリカ人か』

 俺のお茶目な冗談に微笑しながら息を吐く。

「事実を言ったまでさ」
『はいはい、ありがとう……それで、どうしたんだ? 束さんとはもう別れたのか?』
「いや、まだだよ。実はラウラに会って欲しくてさ。いま平気かな?」
『……と、唐突だな。色々と準備しなきゃ行けないし、化粧だってしてないんだぞ? それに、君の母親代わりに会うなんて……こ、心の準備が』
「大丈夫。少しくらいなら待ってるよ。それに、ラウラは化粧なんかしなくたって、俺が惚れたラウラに変わりはないさ」
『もう……そうやって君は上手い具合に私を騙すんだ。悪い奴』
「その悪い奴に惚れたのは君だろう?」
『そうさ。君は悪い女に惚れられたんだ』
「ははっ」
『ふふっ』
「あのさ、速くしてくれない? お姉ちゃん段々イラついてきたよ。なんで海外ドラマみたいなやり取りを見せ付けられなきゃいけないんだよ」

 おっと。つい何時もの通りに和んでしまった。用件を元に戻そう。

「それでラウラ、来てくれるか?」
『分かったよ。何れは仲良くしなければならないお人だ。五分くらいで向かう』
「あぁ、待ってるよ。じゃあね、愛している」
『私も愛しているよ』

 そう言って電話を切る。何時もの他愛ないやり取りを目の当たりにした束姉がまるで胸焼けしたように胸を抑え、ブラックコーヒーをイッキ飲みした。さっきから飲み過ぎだな。苦い物でも好きになったのだろうか。

「ラウラと俺が住んでるアパートはこの店の前だから直ぐに来るよ」
「待って待って。いま凄い台詞が聞こえたんだけど」
「? ラウラは天使?」
「もっと先だよダアホ」
「ラウラと住んでるアパートか? 結婚してるんだから当たり前だろ」
「……ん? ちょっと待って結城。私さ、いま凄いことに気付いちゃった。聞くのが凄い怖いけど、気付いちゃったんだ」
「なに?」
「――――結婚するって、事前報告だよね?」

 束姉の言葉に、俺はコーヒーを飲んで視線を窓に向けた。なるほど、鋭く良い質問だ。流石は稀代の天才で、ISの産みの親である束姉だ。中々に出来ないよ。
 さて、質問に答えようか。

「事後報告。正しくは結婚した」
「既に結婚してんのかーいッッッ!!」

 まるでコントのように椅子から転げ落ちる束姉。店を貸し切りにしたのは幸いだった。あの束姉がこんな行動を取ると世界にどんな影響があるか分かったもんじゃない。

「二人とも両親はいないからね」
「いやいやいやッ!? えッ!? 今まで私に結婚して良いとか聞いていたの全部意味無いじゃん!? 結婚しちゃってるじゃん!? 正式に提出したんでしょ!?」
「今は武川ラウラだよ。正しくは武川ラウラ・ボーデヴィッヒになるのかな。言いづらいとか言って笑ったよ、ははっ」
「ははっ、じゃねぇよ!! 結城のその行動の速さはなんなの!? お姉ちゃんさっきから着いていけないよ!? いや、もうっ……な、なんなん!? なんなん!?」
「落ち着けお姉ちゃん」
「ふぅ……ふぅ……よし、落ち着け束……やってしまったものは仕方無い。これで結婚を取り消しにさせる姉なんか最低のクズだし……弟に責任を取らせるのが姉の務めだよね……」

 息を整えながら三杯目のブラックコーヒーをイッキ飲みする束姉。カフェイン摂取し過ぎて興奮しているようだ。俺は三日でマスターしたドイツ語でケーキを頼んでおく。
 そんな中、ついに店の入り口が開かれベルを鳴らすと、目的の人物が姿を表した。
 半袖シャツに軽くカーディガンを羽織り、肌色の長いロングスカートを靡かせ、肩にはショートバック。落ち着いた大人の雰囲気を感じさせるラウラに、束姉は何処か唖然とした表情でラウラを見つめていた。

「ラウラ!」

 俺が声をかけるとラウラは俺を視線に捕らえ、小さく微笑み、ゆっくりと此方に歩いてくる。そして、束姉の前まで歩み寄ると、ラウラは落ち着いて会釈をした。

「初めまして、束さん。お話は色々と結城から聞いてます。ラウラです、よろしくお願いいたします」
「……え、あ! いえ、此方こそよろしくお願いいたします!」

 呆気にとられながらも束姉は立ち上がり素早く頭を下げる。ラウラの容姿に似合わない大人さに面を食らったのだろう。最初は俺もそうだったから。
 二人はそのまま頭をあげると、束姉がまだ慌てながら俺の隣を手で指す。

「ど、どうぞ、座ってください」
「はい、失礼します」

 ラウラは俺と顔を合わせ微笑むと椅子に座る。束姉は落ち着かないながらもラウラと向かい合うように座り込み、視線を俺に向けてきた。
 稀代の天才でいようとこう言ったことには戸惑うのか。

「え、えっと。ラウラ…さんで良いかな?」
「いえ、ラウラと呼び捨てしてください。私のお姉さんになるお人なんですから」
「…お、お姉さん?」
「えぇ……あ、図々しい言葉でしたか……?」

 申し訳なさそうに言うラウラに束姉は首を勢い良く振った。

「いや、そんなことないよ!! 私に妹なんか居ないから寧ろ嬉しい!!」
「ッ!?」
「そうですか、ありがとうございます」
「妹なんか居ないって(ry」
「堅苦しい言葉もいらないよ!! お姉さんって気軽に呼んで良いんだよ!!!!」
「は、はぁ……? ではお姉さんと呼ばせて貰います、ね?」
「うんッ!!!」

 箒ちゃん。貴女、束姉に何したんだよ。姉が妹を拒むって中々に出来ないよ。

「それで、今日は改めてご結婚の報告と言うことでしたが、お姉さんは、その……」
「反対かって? 大賛成だよラウラちゃんッ!!」
「えッ!? さっきまで…」
「本当ですか!」
「勿論だとも! ラウラちゃんのような可愛い人を嫁に貰えるだけでこっちから頭を下げるくらいなのにさ! お姉さんは大賛成だよ!! お姉さんは!!」

 お姉さん強調し過ぎだよ。義理とは言え妹が、まともな妹が出来ることがそこまで歓喜するレベルなのか。さっきまで反対してのが嘘のようだ。やはりラウラは天使だった(確信)

「ありがとうございます、お姉さん」
「良いんだよラウラちゃん! 私達はもう家族でしょうが!! 携帯の番号とか交換しよう!」

 淡々と携帯を弄りながら情報を交換し、束姉がコーヒーを飲む。

「コーヒー苦っ!! なんでブラックなんだこれ!!」
「落ち着け束姉。さっきから危ない人間になってきてる」
「妹だよゆうちゃん!! 妹だよ!? 私に妹が出来たんだよ!?」
「妹なら居ただろう」
「いや居ないねッ!!」
「……」
「常識的に考えてみなよ! ストーカーでメンヘラでヤンデレで! 部屋に入ったらゆうちゃんの写真で埋め尽くされ! 机を開けたら使用済みティッシュやハンカチやパンツが閉まってあるアレをどうやって妹と見ようかッ!? 出来ないよッ!! いくらお姉さんでもアレは妹と見れないよッ!!」
「背筋に恐怖が走る単語がチラホラと聞こえたけど、俺は何も聞かなかったことにする」
「良くラウラちゃんを見付けてきた!! 普通に可愛いよこの子!! 普通だよ!!」

 普通がそんなに嬉しいのか。
 ラウラは訳が分からなそうに俺に視線を向けてきたので、頭を撫でておいた。とりあえず好感触なのは間違いない。心配事が一つ減ったかな。

「あー、それでさ、束姉。ちょっとお願いがあるんだよ」
「お願い? なにさ?」
「ゆ、結城! まさか、本当にするのか?」

 俺の言葉にラウラは照れながらも驚き、俺の腕にそっと触れた。そんかラウラの反応に束姉は不思議そうに首をかしげる。

「結婚式」
「結婚式ぃ? あぁ……なるほど。やるんだ。まぁ、ゆうちゃんはお金一杯持ってるしね。でも……結婚式か……マジで結婚するのか……あ、で。お願いって?」
「式とか会場とか、お誘いとかは俺が決めるからさ。ラウラのドレスを一緒に決めてくれないか?」
「結城、やっぱりこの歳で結婚式は速すぎるような…」
「良いんだよ、これくらいはさ。それで、どうかな?」
「……妹のウェディングドレスを決める……? なんだその素敵イベント……やりますッッッ!!」

 机を渾身の力で叩き付け、意気込む束姉。そして不安そうにするラウラの手を机の下で優しく握り締め、俺は改めてラウラに向き直る。

「なぁ、ラウラ。俺は君と出会えたことが運命だと思っているんだ。君以上の女性には今後出会えないであろうと確信もしている……これはある意味、俺の想いなんだ」
「勘違いから始まったくせになんだコイツ……」
「……君がそう言ってくれるのは嬉しい。私も君以上の男性には出会えないだろうと思ってる……私で良いのか?」
「君しかいないさ」
「……結城」
「……ラウラ」
「あぁぁぁッ!! 熱いねこの店ッ!! 暑すぎるねッ!!」
「愛しているよ」
「私もだ 」
「聞けやァッ!!」

 ざわめく束を放っておいて、ラウラを胸に抱き締める俺は未来を想いながら、ゆっくりと空を見た。
 晴天の青空はまるで俺達を祝福しているようだ。

◆ ◆ ◆

「会長、会長。簪様がついに一億の問題まで来ましたよ」
「行けるわ簪ちゃんッ!! 貴女なら獲得出来るわ!! みのもんたの顔を歪めてやりなさい!」

 愛しき弟がパパラッチに撮られてから二週間。我が家の総力をあげて情報採集している最中、愛しき妹である簪ちゃんがクイズミリオネアに出演すると言うビックイベントが起きた。なんだこれ。

『はい、司会のみのもんたです。ついに……やって参りましたね。一億』
『はい』
『ここで一億。諦めるならば半分の五千万円が手に入ります……どうしますか?』
『ちょっと不安ですけど、私は挑戦します』
『では……五千万円には後戻り出来ません。本当に良いんですね?』
『はい』

 小切手を切る、みのもんた。嫌らしい奴だ。

「しかし会長。なんで簪様はテレビに?」
「さぁ? なんかお金が必要なんだって。でも家には頼りたくないみたいでね」
「一億、ゲットできますかね」
「応援するしか無いわ」

 特有の音楽の元、ついに決め手のクイズが始まる。

『では問題。元プロ野球選手、桑田真澄がマウンドで行ったこと有名な逸話があります、なんでしょう。A ピッチャーマウンドに右肘をついた B 清原選手に睡眠薬を飲ませた C 清原選手に浣腸をした D タダノ選手とビデオに出た……さぁ回答を!』
「サービス問題過ぎません?」
「私が根回ししたからね」
「予想通り過ぎて何も言えません」
『テレフォンをお願いします』
「「お?」」

 簪ちゃんが今まで保存していたテレフォンを使い始めた。この場面で使うほど難しい問題ではないと思うけど、野球を見ていないと分からないのかしら。しかし、予想で分かるような四択だと思うけどな。

「テレフォンって誰に繋がるのですか?」
「控え室にいるお父さん」
『もしもし、お父さぁん? みのもんたです』
『は、はい! 簪の父ですが!』
『お父さんね、簪さん。一億まで来ましたよ。この問題に答えることが出来れば一億です』
『一億だけですか…』

 確かに我が家には一億くらいの感覚だろうけどテレビで一億だけとか言っちゃうのはマズイよお父さん。

『良いですか? いまから簪さんが言う問題の回答を伝えてあげてください。制限時間は三十秒……はいスタート!』
『もしもし、お父さん』
『あぁ、問題はどんなだい?』
『電話してなんだけど、実は手助けなんかいらないの。ただね、頑張って自分の力で一億を手に入れたよって伝えたくて』

 歓声が沸き上がるテレビを見ながら、私の脳裏に嫌な予感が広がる。

『なんと言うテレフォンでしょう! では簪さん、お答えください!』
『答えはDのタダノ選手とホモビに出たでファイナルアンサー』
「うーんこの」
「生粋の畜生ですわ」

 全国テレビでやらかしちゃいましたわ。可愛いドヤ顔が物凄く哀愁を漂わせる。あれほど歓声が響き渡っていたスタジオも打って変わり、お客さんは目を疑いながら簪ちゃんを二度見していた。気持ちは分からなくもない。

『……………………』
『……………………』
「あ、凄いウザイ。簪ちゃんのドヤ顔が凄いウザイ」
「正解を確信してますね、あれ」
『………………』
『……………?』
「ちょっとお客さんの反応に気付き始めたわよ」
「毎回思うんですけど沈黙長いですよね」
『――――ざぁぁぁあんねぇぇんッッッ!!』
『馬鹿なッ!?』

 驚愕の簪ちゃんをフェードアウトしながら、テレビはコマーシャルに入る。馬鹿なって私が言いたいくらいだわ。なにやってんの我が妹よ。
 見慣れたコマーシャルが流れるテレビを眺めながら、私は深い溜め息を吐いた。やらかすとは思ったけど、一億まで運で到達したことが最大の要因だった。

「はぁ……結城の居場所も何故か見付からないし、最近良いことがないわねぇ……」
『速報です! 男性で唯一、ISを起動出来る武川結城さんが電撃結婚発表をしました!』
「――――馬鹿なッ!?」

◆ ◆ ◆

 Niceboat※運営に怒られたため削除

「ゆうちゃんが……結婚……?」

 Niceboat※運営に怒られたため削除

「私を置いて……?」

 Niceboat※運営に怒られたため削除

「……ふふふ」

 Niceboat※運営に怒られたため削除

「はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」



◆ ◆ ◆


「俺は……ホモだった……」

 一人裏路地で壁に背をつけ、しゃがみこんだ。暗闇が心を埋め尽くすように、空はまるで泣いているように。夢は夢でしか無かったと語りかけるように。全ては分かっていたことなのかも知れない。そう、必然だった。

「―――だからって諦めるの?」
「―――え?」

 裏路地に透き通る言葉が響いた。此処で聞こえるはずの無い、彼女の声。まさかと顔をあげて彼女を見つめた。昔の面影はない。その背百九十五センチの大女。不敵に笑いながら俺を見つめる彼女は。

「り………り……ん?」
「私よ、一夏」
「……背。延びたな」
「あぁ、これ? 山奥で修行してたら伸びちゃったの……それで、一夏。中国から帰ってきたら、貴方ってとんだ腑抜けにでも成り下がったの?」

 彼女は言葉を吐く。腑抜けか、確かにその通りなのかも知れない。俺は夢見勝ちな府抜けたホモだった。なにも、夢しか見れない、情けないホモだった。あぁ、と息を吐く。まさしく、その通りだ。もう何もかもが昔とは違う。結城は、愛した相手と結ばれるのだ。

「恋が終わったからさ」
「―――このダボがァッ!!」

 ドギャァァァァーーーーーーンッッッ!!と効果音が付き添うなほど、俺は目に見えない物凄い力の何かに吹き飛ばされた。鼻血が垂れる鼻を抑えて、俺は鈴を見た。

「な…何をするだァーッ!!」
「やかましいッ!! 中国の樹海にて私は未知の修行を得たッ!! そして見たッ!! 人の欲望をッ!! 欲望とは悪にて為らず、欲望とは(・・・・)、人の力を産み出す決意の現れよォーッ!!」
「な、なにを……!?」
「貴様は結城が他の女に奪われて良いのか(・・・・)ッ!! 」
「ぐっ……」
良いのか(・・・・)と聞いているッ!!」
「―――良くないッ!! 」

 頬を押さえながら、俺は鈴を睨み付ける。言い返した俺を、鈴がニヤリと笑い学ランを靡かせ、背を向けた。

「ならば、行くわよ」
「行くって……」
「この鳳 鈴音ッッッ!! 易々と男を奪われるような女ではない様を見せ付けてやるわッッッ!!」

 バアアアァァァァァーーーーンンッッッ!!

 ―――川結城の結婚式まであと三日。
            
             To be continue―――

◆◆◆





もうふざけるしか更新する道が無いんだ
次話題名は「世界一ピュアな純愛」です。先に謝る。ブラックラビッ党の人、ごめんなさい。

追記

運営さんから「修正しないと消す」とメールが来たので一部削除しました。運営さん、てへぺろ☆


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