価値のない話

「夢と違うじゃねえかよお!」

続・毎日書くことのしんどさの話

 この前の記事に反響などありがとうございました。今後生かす機会がありましたら是非活用させていただきたいと思います。

毎日書くことのしんどさの話 - 価値のない話

 

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 確かに毎日書くことはしんどい。でも、「毎日書こう!」と意気込んでもどうせ途中で力尽きる。だから「毎日書こう」なんて最初から思わないことが大事だし、「立派過ぎる決心はきっと三日坊主になるから」*1っていう格言もあることだし、まず自分に合ったペースを見つけないと始まらないと思う。

 

 そもそも「毎日更新」のカラクリは「更新頻度があがる→サービスのトップに載りやすい→新着から来てくれるor更新すればRSSで来てくれる」などの理由なのでぶっちゃけ毎日更新すれば確実にアクセスが増えるかって言ったらまず増えない。毎日更新するためにくっだらなく薄めた内容を毎日書いたところでアクセス数は増えないか、逆に「このブログつまんねーぞ!」と自分で宣伝していることになりかねない。つまらないブログだと知っていてアクセスする人はいない。つまりはそういうことである。

 

 まぁつまりいくら「毎日更新!」という看板を掲げて更新していたとしても肝心の中身が付いてこないのであれば仕方がない。飯屋に客が行くのは「うまい」「はやい」「やすい」などというコンテンツがあるから行くのであって、「看板が立派」「内装がキレイ」では何度も足を運ぼうとは思わない。せっかく毎日更新を歌っていても「今日は朝起きて夜寝ました」レベルの記事がずーっと並んでいると誰が真剣に読むんだろうって思う。

 

 そういうのに「アカウント」という名前を与えて現実世界と紐でくっつけたSNSは、そんなくだらない情報に「個人」という価値をくっつけてしまったのがすごいところでもありしょうもないところでもある。何で見ず知らずの他人の夕飯なんて毎日見なくちゃいけないんだって結構真剣に思う。そりゃたまに「今日は豪華!」とか言うのならわかるけど、毎日毎日今日はチャルメラで明日はサッポロ一番味噌ラーメンで明後日は屋台十八番とか別にどうでもいいじゃん。むしろ「毎日インスタントラーメン食いまくった結果wwww」とかまとめサイトでいいよ。まとめサイト以下のコンテンツなんてくさるほどあるから一概にまとめサイトは悪って言い切れないかなとは思う。あざといアフィは嫌だけどね。

 

 そういうくっだらないことで薄めた記事がこちらになりました。別にこんなこと「ブログのアクセス数を増やすための○○の方法」でいいじゃん。一度仕入れた情報なんてブクマなりEvernoteなりに放り込んでおけばいつでも確認できるのに、定期的にホッテントリにあがって無言ブクマばかり大量につく。つまりはそういうことなんだろうな。

 

 結局みんな「自分の都合のいい情報」のことを「良記事」とか「文章力ある」とか言っていると思う。そこを踏まえないと真剣に文章の良し悪しなんて決められない。「僕が人を殺したのは夕暮れが迫る夏のある日のことだった」というのと「マジぃきゐのゎナ二゛ぃU〃!(マジいきるのはだいじ!)」みたいなのだったら何が大事なのか考えたくもなる。本質は何なのか。整った文章だからよくてギャル文字だと悪いのか、それとも頭からっぽだからお決まりのことしか言えないのか、本質を見抜くことが大事になってくる。書き手はそういうことも踏まえて文章に織り込まないと、いつか「毎日更新!」でつまんない記事を大量生産していくことにつながりかねない。アドセンスとかユニークアクセス数がとかそういうことも大事だけど、まずは記事の内容を見直す方が大事なんじゃないかって思うのです。そんだけ。

 

*1:とりあえず「ドラえもん」に書いてあったと思う。