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政治
【水内茂幸の夜の政論】小野寺氏 自衛隊侮蔑ポスターに涙 被災地が迎える4度目のお盆
東日本大震災の被災地は、今夏発災から4度目のお盆を迎えた。だが宮城県気仙沼市出身の小野寺五典防衛相にとって、震災は遠い記憶でなく、現在進行中の出来事だ。焼け野原の郷里で家族を捜し、目の前で救えるはずの命を失った経験は、小野寺さんの政治家人生に決定的な影響を与えた。当時、黙々と遺体の収容に携わった自衛隊を指揮する立場となった今、大切にしているのは、命がけで国民を守ろうとする隊員の「誇り」だ。
小野寺さんと待ち合わせたのは、東京・赤坂の家庭料理店「赤坂ダイニング ままや」。衆院赤坂議員宿舎から徒歩5分と近く、小野寺さんは野菜たっぷりの手料理を求め、当選間もない頃から通い続けてきた。
「ここは震災で生き残った気仙沼の地酒を、いち早く売り出してくれたんですよ。顔なじみの常連さんも、気仙沼でボランティアをしてもらいました」
まず小野寺さんが注文したのは、いずれも特別純米酒で、蔵元「角星」の「船尾灯」と、蔵元「男山」の「気仙沼男山」の冷や酒。双方とも、なめらかな舌触りとコメのうま味が素晴らしい。これは用心しないと飲み過ぎてしまうな。
「気仙沼は津波で主産業の水産加工場が全てやられましたが、両蔵元の酒だけは無事でした。市内で唯一売れる商品だった酒の販売から、気仙沼の復興はスタートしたのです」
小野寺さんの実家は旅館を営んでいるが、3階建ての2階部分まで津波の被害に遭い、当初は母の消息も分からなかった。小野寺さんは震災翌日から2カ月間、暖房もない実家に泊まりきりで公私の復興に明け暮れたが、郷里の地獄絵図は今でも忘れられないという。
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