自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデルの大川竜弥(32歳・無職)が足繁く通う激安居酒屋を紹介する本企画、2回目はレバー炙りと肉々しい生肉を堪能できる下北沢の「なん八」を紹介します。
http://r.gnavi.co.jp/cpse6cn30000/
激安居酒屋といえど、無職にとっては贅沢品。いつ仕事がなくなるかわからない――、そんな不安を抱えながら一生懸命生きているのですが、3千円ほど握りしめ、月に1、2回友人とお酒を飲むのが数少ない楽しみであり、自分へのご褒美なのです。なん八はそんな私に明日への活力を与えてくれる、素晴らしいお店です。
下北沢駅の南口から5分ほど歩くと、黄色い看板が目印のなん八があります。ギロッポンや麻布十番などのシャレオツタウンで遊び慣れている女性を連れて行くと、「え!? 私こういうお店はじめてなんですけどー!なんか新鮮!マンモスうれぴー!」と喜ばれること間違いなし。
見事なモザイク処理
激安居酒屋名物の手書きメニュー
充実したアルコール類
とにかく安い!
とり・とん・ぎゅうだけではなく、うまもあります
早速、生ビールと生肉を注文しました。無職はナマが好きなんです。
豚ホルモン冷製のタン・ハツ・カシラ脂の三点盛り(500円)
たぶん、タン
たぶん、ハツ
カシラ脂。ちゃんと店員さんに確認しました
テンポよく生肉を食べる32歳無職男。
あごの強さに自信がある方には、ナンコツ刺(250円)がオススメ。コリッコリの食感が最高です。無職はナマだけではなく、コリッコリしたものが大好物です。

ナンコツの山脈
口の中で「コリッコリ♪」と鳴り響く食感のハーモニー
もちろん、ナマだけではありません。小麦色に焼けた黒ギャルならぬ、黒肉も美味です。テンダーロインステーキ(350円)を注文しました。
金色の腕輪が似合いそうな黒肉っぷり
ガーリックスライスという挑発的なトッピングに興奮しますね!
テンダーロインステーキは人気メニューなので、早い時間になくなってしまうこともあります。その他の人気メニューも20時前後には品切れになる可能性があるので、早めに入店することをオススメします(なん八は15時開店)。
なん八で私が毎回必ず注文するメニューが、レバー炙り(100円)です。外は香ばしく、中はトロットロ。レバー特有の臭みがないので、何本でもイケちゃいます。このクオリティで1本100円。10本食べても1,000円、100本食べても10,000円です。
1本では飽きたらず、2本注文しました
アップに耐える美肌っぷり。内臓だけど
手に持って…
くるりんぱ!
いやー、我ながら美味しそうに食べますね!
締めは煮込ライス(300円)。なん八の煮込ライスは、ただ煮込んでいるだけではありません。ライスの上にたっぷりと味が染み込んだもつが乗っています。
パッと見は普通のもつ煮込
もつを持つ上げると…
煮汁の湯船につかったライスが!
生肉が苦手な方は、串を堪能しましょう。肉はもちろん、アスパラ、カボチャ、にんにくの芽など、素材の味を活かした野菜が1本100円です。メニューにはありませんが、店員さんに「オレ、優柔不断なんですけど、おまかせて5本お願いできますか? 肉4本と野菜1本で!」と注文すれば、いい感じに見繕ってくれます。
炙りレバーと肉々しい生肉が堪能できるお店は他にもありますが、このクオリティとこの値段でこれはやばいです。語彙が乏しいので「この」と「これ」が多くなってしまいましたが、気にしないでください。とにかく安くて美味しんです。
なん八さん、いや、なん八様。あなたのおかげで明日も頑張って働けそうです。やっぱり無職だけど。
大川竜弥
日本一インターネットで顔写真が使われている無職です。お仕事ください。
https://twitter.com/ryumagazine
http://www.pakutaso.com/