南北は「一つの民族」、訪韓中の法王が和解呼び掛け

2014年08月18日 11:45 発信地:ソウル/韓国

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×韓国・ソウル(Seoul)の明洞大聖堂(Myeong-dong Cathedral)に到着したローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王(中央、2014年8月18日撮影)。(c)AFP/JUNG YEON-JE
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【8月18日 AFP】訪韓中のローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は18日、ソウル(Seoul)の明洞大聖堂(Myeong-dong Cathedral)で朝鮮半島の平和と和解を願うミサを行い、南北に分断された同半島の人々に対し「一つの家族、一つの民族」として結束するよう呼び掛けた。

 法王は、たとえそれが「不可能で、非現実的で、時に反感を抱かせる」ものに思えたとしても「許しこそが和解につながる扉だ」と述べ、「全ての朝鮮民族は兄弟、そして姉妹だ。一つの家族であり、一つの民族だ」「新たな対話の機会、出会い、相違の解消のために祈りましょう」と語った。

 5日間に及ぶ法王訪韓を締めくくるこの特別ミサには、朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領も出席した。ただ、法王のメッセージは宗教的な内容にとどまり、明確な政治的見解は一切示されず北朝鮮当局による宗教弾圧への言及もなかった。

 韓国のカトリック教会は北朝鮮に対し、カトリック教徒の代表団をミサに派遣するよう繰り返し要請してきたが、北朝鮮側はミサ開催当日に始まる米韓合同軍事演習を理由に要請を拒否した。(c)AFP/Jean-Louis DE LA VAISSIERE

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