洲之内智
2014年8月18日14時42分
京都市と飲食店情報サイト大手「ぐるなび」は、京都の食文化や伝統産業、観光などの振興を連携して行う「地域活性化包括連携協定」を結んだ。同社が自治体と幅広い「包括連携」を結ぶのは全国初という。
協定に基づいて、食文化の振興では、ぐるなびが主催するイベントで京野菜など京都産の食材にスポットを当てる。伝統産業の振興では、ぐるなび加盟飲食店で京都市が条例を制定した日本酒での乾杯を推進し、清水焼など伝統産業品の利用を促す。観光振興では、ご当地情報サイト「ぐるたび」も活用して京都観光の情報発信などを行う。
今月8日にあった協定式で、門川大作市長は「互いの強みを生かして京都から創造的な取り組みを進め、観光立国日本を牽引(けんいん)したい」と語った。ぐるなびの滝久雄会長は「京都は日本が世界に誇る観光都市であり、当社が事業を行う食の分野において重要な存在。協定を結べて大変光栄」と話した。(洲之内智)
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朝日新聞社会部
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