岩崎生之助、泗水康信
2014年8月17日23時09分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、沖縄防衛局は17日、海底ボーリング調査をするための台船を辺野古沖の埋め立て予定地に設置した。移設計画が浮上してから初めて海底を掘削する調査が、18日にも行われる見通しとなった。
台船は、ボーリング調査を行う際に足場の役割を果たすもの。17日は埋め立て予定地に隣接する米軍キャンプ・シュワブから海上に移され、4本の支柱を海底に伸ばして固定された。周辺では、船やカヌーに乗った反対派が抗議の声をあげた。
ボーリング調査は、埋め立て本体工事の設計に必要な海底の地質データを調べるため、直径6~11センチの穴を数十メートル掘る。海底16地点と、水際の陸上部5地点で実施する。不発弾を探す磁気探査などと合わせ、防衛局は11月末までに終える予定だ。(岩崎生之助、泗水康信)
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朝日新聞社会部
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