【ソウル=豊浦潤一】訪韓中のローマ法王フランシスコは18日午前、ソウルの明洞聖堂で「平和と和解のためのミサ」を行った。ニュース専門テレビYTNによると、いわゆる元従軍慰安婦の女性7人が韓国カトリック団体からの招待を受けて最前列に座り、法王は元慰安婦たちの手を握り、肩に手をかけて慰めた。
ミサには約1000人が出席。聯合ニュースなどによると、元慰安婦は、韓国で元慰安婦の支援を担当する女性家族省を通じて招待された。
法王はミサの冒頭、祭壇に向かう途中に元慰安婦たちの前で立ち止まった。元慰安婦は法王に話しかけ、バッジを渡し、神父が法王の服にバッジを付けたが、法王から元慰安婦に話しかける姿は確認できなかった。ミサには朴槿恵(パククネ)大統領も出席したが、元慰安婦たちとは離れた祭壇脇に座った。
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