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 内戦が続くシリア北部で日本人男性がイスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されたとみられることが17日、わかった。インターネット上では男性が尋問を受けている様子とされる写真や動画が公開されており、在シリア大使館が現地対策本部を設置して確認を急いでいる。

 シリアから退避し、隣国ヨルダンで業務中の同大使館によると、16日にインターネットなどを通じて日本人が拘束されたとの情報を入手した。身元や事実関係は調査中だという。

 インターネットの動画サイト「ユーチューブ」で公開された「日本人への尋問」とされる2分弱の動画では、地上に仰向けに倒され、頭から流血した男性に対して、「どこからきた」「どうしてここにいるのか」と英語で尋問する様子が撮影されている。男性は「仕事で来た。日本から来たカメラマンだ」などと答え、名前を聞かれて「ハルナ・ユカワ」と語った。尋問者は「なぜ銃を持っているのか」と繰り返し詰問し、男性は「私は兵士ではない」と答えている。

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