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【社会】

「被爆者の声が訴え後押し」 長崎式典で政府批判、城台さん

17日午後、東京都内で開かれた集会で「憲法の平和理念は永久に尊重されるべきだ」と主張した城台美弥子さん

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 長崎の平和祈念式典で、被爆者代表として読み上げた「平和への誓い」で、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した政府を「暴挙」と批判した城台(じょうだい)美弥子さん(75)は十七日、東京都内で開かれた集会に参加し「被爆者の声が後押ししてくれた。止めることはできなかった」と振り返った。

 城台さんは集会で、平和への誓いで割愛した部分を紹介。政府に求められているのは「近隣諸国の脅威をあおらず、対話、理解、歩み寄りにより、安心安全な暮らしを国民に保証すること」と指摘した。また「憲法の平和理念は永久に尊重されるべきだ」と主張した。

 城台さんは「一人一人は微力だが、無力ではない。これからも頑張りたい」と話した。

 城台さんは六歳で被爆。小中学生らに自身の体験を話す活動をしている。九日の式典で集団的自衛権行使容認を推し進めた政府を「憲法を踏みにじる暴挙」と批判した。

 

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