ウクライナ 積み荷は人道支援物資と確認8月17日 12時59分
戦闘の影響で食料などが不足するウクライナ東部に向けて、ロシア政府がトラックで送った大量の積み荷について、ウクライナ政府はロシア側の申告どおり、食料などの人道支援物資だと確認しましたが、戦闘に巻き込まれず市民に無事届けられるのかが課題となっています。
ウクライナ東部では、政府軍と親ロシア派との戦闘の影響で、中心都市ドネツクやルガンスクで、飲料水や食料、医薬品などが不足していて、ロシア政府は人道支援のためトラック280台を現地に送りました。
これに対しウクライナ政府は、今月15日から税関職員などをロシア側に派遣し、ウクライナとの国境およそ40キロのロシア南部の町で、赤十字国際委員会の協力を得て積み荷の検査を行っていました。
ウクライナ政府は支援物資とともに武器や兵士が運ばれることを警戒していましたが、16日、積み荷はコメや塩、それに飲料水など合わせて1850トン余りの人道支援物資だと確認されたと発表しました。
このあと支援物資は赤十字国際委員会の管理の下、ルガンスクに輸送されることになります。
しかし、ルガンスクまでの道のりのウクライナ東部の国境地帯は、親ロシア派が掌握している地域が多く、政府軍との戦闘に巻き込まれず、支援物資が無事市民に届けられるかどうかが課題となっています。
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