■花ある役者の魅力たっぷりと活写 “阪妻(ばんつま)”と言っても、もう若い人には通じないだろうな。阪東妻三郎のニック・ネームである。なに? そんな人知らないって? それじゃ、こう言えば分かるかな………[もっと読む]
[評者]木田元(哲学者)
[掲載]2002年03月31日
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■大ストーリー・テラーの面目躍如 ド・ゴール仏大統領暗殺未遂事件を緊迫したドキュメンタリー・タッチで描いてみせた『ジャッカルの日』、緊張した国際政治を背景に、元ナチスの強制収容所長をどこまでも追………[もっと読む]
[評者]木田元(哲学者)
[掲載]2002年02月24日
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■天才を歴史に位置付けて巧み 言語学が精緻(せいち)な分析を展開しはじめると、「言語とは何か」といった大問題を大上段にふりかざす言語哲学・言語思想は影をひそめる。フンボルトの名前を耳にするのもず………[もっと読む]
[評者]木田元(哲学者)
[掲載]2001年10月28日
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悲劇的英雄の若き日いきいきと 表題の示すとおり、榎本武揚の小説仕立ての伝記である。上下二巻、千百ページを超す大著だが、文句なしに面白い。 明治維新の前夜には、魅力的な人物が大勢輩出しているが、な………[もっと読む]
[評者]木田元(哲学者)
[掲載]2001年09月09日
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■危機に瀕することばと「世界」 昔、田中克彦さんの『ことばと国家』(岩波新書)を読んで、脳天をどやしつけられるような衝撃を受けた。 私たちは当然のように、日本語を「国語」「母国語」と呼び、英語や………[もっと読む]
[評者]木田元(哲学者)
[掲載]2001年07月08日
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■明晰な新訳、作家の魅力引き出す 世界中で出る本をこんなに次々に翻訳し、翻訳が文化の重要な一翼をになっている国はほかにないと思う。「翻訳大国」という呼び名には自嘲(じちょう)がこめられているが、………[もっと読む]
[評者]木田元(哲学者)
[掲載]2001年06月10日
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■世界史を華麗に彩る、海のアウトローたち はばかりながら、これでも一度は船乗りになりかけたことがある。嘘(うそ)ではない。敗戦まぎわに海軍の学校に入ったのだから。たった四カ月では自慢にもならない………[もっと読む]
[評者]木田元(哲学者)
[掲載]2000年11月26日
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■本物の教養のすごみ 知の巨人の最新評論 ジョージ・スタイナーの評論を読むと、文章を書くのが恥ずかしくなる。本物の教養に裏打ちされた文章とはこういうものかと思い知らされるからだ。 なにしろこの人………[もっと読む]
[評者]木田元(哲学者)
[掲載]2000年07月30日
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■内側から貴重な証言、時代の息吹を伝える 書評委員会の席上でこの本を開いたとき、思わず「わあ、懐かしい」と口走って、あたりにいた人たちの失笑を買った。 だが、私は敗戦のとき十六歳、もう十分に物心………[もっと読む]
[評者]木田元(哲学者)
[掲載]2000年04月30日
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■「鳥人」幸吉の伝言は“ネバーギブアップ” 久しぶりに骨っぽい爽快(そうかい)な小説に出あった。「始祖鳥記」という表題、少し凝りすぎていて中身の見当がつかないが、ライト兄弟に百年以上も先がけて、………[もっと読む]
[評者]木田元(哲学者)
[掲載]2000年02月27日
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