福井地裁で画期的な大飯原発再稼働の差し止めの判決、しかし関電は即時控訴。日本のエネルギーの未来は…?
既に皆さんご存知のように、福井地裁で画期的な大飯原発再稼働の差し止めの判決が出ました。
しかし、関西電力は即日控訴。これにより、法的には大飯原発は再稼働できることになってしまいました。
僕は福岡在住なので、福岡の脱原発運動を見てきたのですが、九電の場合は当初から社内で原発推進派と脱原発派が存在していました。ずっと推進派が主導権を持っていたのですが、脱原発派も少数ながら存在していたのです。九電本店前の脱原発抗議テントには、最初のころは九電の社員の人が訪ねてきて「実は私はあなた達と同じ考えなんだ」といって話し合いを持ったりすることもあったそうです。その後社内の締め付けが強くなって来なくなりましたが、電力会社といえども、社内の意見は原発推進一色ではないのです。
既に福島の事故から3年余りが過ぎていますが、どうやら事故の実態が明らかになるに連れて、少数派だった電力会社内の脱原発派が次第に力を持って、現在では力が拮抗しているのではないかと思います。今回福井地裁が画期的な判決を出したのも、司法の中でも同じような流れがあるからでしょう。
おそらく関電も同じなのではないでしょうか。しかしまだ経営トップが「そんなことを言っても原発やめたら経営が傾くじゃないか」と原発維持にしがみついているので、社内全体では脱原発派がかなり力を持っていてもトップの判断としては原発維持を打ち出さざるをえない(したがって控訴)…というところなんじゃないかと推察します。
でも世の中の流れとしては、「美味しんぼ」や「吉田調書」の暴露を例に取るまでもなく、これからも被曝、事故の実態がどんどん暴露されていくでしょうから、脱原発がじわじわと優勢になっていき、世論が大幅に「原発維持」に引き戻されることはないと、僕は長期的には楽観しています。短期的には、いくつかの原発が再稼働されるぐらいのことはあるかもしれませんが、10年も経てば、日本も完全に脱原発を達成しているのではないでしょうか。とどめを刺すのは、もちろんQEGなどのフリーエネルギーの台頭でしょう。
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