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【プロ野球】

楽天、今季最多の12失点

2014年8月17日 紙面から

◇ロッテ12−5楽天

 ロッテが連敗を4で止めた。1−3の4回にクルーズの12号ソロや捕逸などで5点を奪って逆転。5回には岡田、角中の連続適時打で3点を挙げてリードを広げた。涌井が5イニング4失点で5勝目を挙げた。楽天は投手陣が崩れた。

    ◇

 闘将もあきれ果てた。イヌワシ軍団が今季最多タイの12点を失い、借金は再び21に膨らんだ。先発の宮川が炎上。2番手の片山は火に油を注ぐ。「もう、アイツらに贈る言葉も、発する言葉もない」。星野監督は苦笑いで突き放した。

 嫌な予感が的中した。前夜は則本が涙の復活完封劇。久しぶりの明るい材料にも指揮官は「また暗ーくなるよ」と視線を落としていた。「ウチはゆとり教育をしているから。ポツ、ポツ、としか良い選手が出てこない。もっと厳しく育てないといけない」

 駒不足は明らか。その中でチャンスを与えた育成出身2年目の宮川が期待に応えられず、片山には打者3人に三塁打、四球、死球。満塁の場面でサインミスによる捕逸も誘発し、決勝点となる2者生還を許した。

 「そりゃあ、満塁でサイン違いをしとっちゃんじゃ、勝てませんよ。バッテリーも、もう少しケンカ腰でいかないとイカンのに」。指揮官のボヤキが、仙台の曇天に吸い込まれた。 (井上学)

 

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