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【プロ野球】

大竹“本拠地”で粘れず

2014年8月17日 紙面から

広島戦に先発した巨人の大竹=マツダスタジアムで(久野功撮影)

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◇広島12−2巨人

 広島が13安打12点で大勝。5回にロサリオ、キラの連続適時打で2点を勝ち越し。7回は丸の2ラン、8回は2ランの会沢ら打者一巡の猛攻で7点を加えた。大瀬良は6イニング2失点で6月21日以来の7勝目。巨人は連勝が3で止まった。

    ◇

 粘りきれなかった。巨人の先発・大竹は古巣・広島ファンがあげる歓声を悔しげな顔で聞き続けた。同点で迎えた5回1死三塁でロサリオに左中間への適時二塁打を許すと、続くキラにも右前適時打を献上。この2点でリズムが崩れたチームの連勝は3で止まった。

 「ボール先行の投球でテンポが悪くなった」と語る大竹が悔やむのはロサリオに打たれた一打。小林が出したチェンジアップのサインに首を振り直球を選択したことが裏目に出た。「自分のコントロールミス」。ルーキーを気遣い、痛打を浴びた責任を背負っていた。

 4月26日にマツダスタジアムで登板した時は6回途中で降板。白星を手にしながら苦さも感じていた。さらに、中継ぎ陣は登板過多。今回の登板を「ピシャッと勝ちたい」と並々ならぬ気持ちで迎えていた。しかし、思いは力みにつながった。

 2回の先制点は暴投によるもの。任された6イニングで4度も先頭打者を出してしまった。粘ろうと試みるのだが、思い通りに球をコントロールすることができない。「自分で苦しんだ…。慎重にいった部分はあった」。大竹は自らを責め続けた。

 もちろん、原監督は右腕に苦言を呈する。「点の取られ方がよくないよね」。2位・阪神とのゲーム差は2・5のまま。ライバルを引き離すには大竹の力が必要だけに、指揮官は反省を促していた。 (川越亮太)

 

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