能年ワールド全開!主演映画舞台挨拶もマイペース

2014年8月17日6時6分  スポーツ報知
  • 清楚(せいそ)なワンピース姿の能年玲奈

 女優の能年玲奈(21)が主演した映画「ホットロード」(三木孝浩監督)が16日公開され、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで「三代目 J Soul Brothers」の登坂広臣(27)らと舞台あいさつした。ステージの模様は47都道府県に生中継され、全国の来場者からその場で質問を受け付けるという試みが行われたが、能年は相変わらずのマイペース。劇場内の温かい笑いを誘った。

 公開された全302スクリーン中、7割以上にあたる216スクリーンでの生中継。加えて、その場でツイッターを使って登壇者への質問を受け付けるという舞台あいさつは、配給する松竹が「前代未聞、史上最大規模です」と胸を張る“大イベント”。それでも能年は、やっぱり「いつもの能年玲奈」だった。

 イベントや映画のPRのためのテレビ出演などで回答に考え込んでしまい、妙な「間」があることが一部で話題になったことを知ってか知らずか「今日は、しっかりと映画のことをお話ししたいと思います」。その言葉に劇場内からは笑いと拍手が起こったが、能年自身は「何が面白いのか分からない」とばかりに不思議そうな表情。背中側のスクリーンに、来場者から寄せられた質問が次々と表示された際にも、いったん振り返った後はすぐに正面を向き、客席の雰囲気を眺めていた。

 木村佳乃(38)演じる能年の母の恋人役の小澤征悦(40)が「能年さんのしゃべるテンポが好きですね。7秒後くらいに(返事が)返ってくるので」と、普段から“のんびり屋”であることを披露。「だから、『僕の言葉は、彼女に届いていない』というセリフは、すごく言いやすかった」とユーモアたっぷりに答えると、能年は「それなら、よかったです」とサラリ。肩すかしを食らった小澤は、苦笑いを見せるしかなかった。

 舞台あいさつのわずか30分で、約3000通のツイートが寄せられたが、能年には「和希(役名)と似ているところはどこですか?」の質問が。能年が「ほとんど正反対なんですが、和希の一生懸命さに共感して、そこから(役を)広げていきました」と答えると、三木監督は「能年さんの人を見る瞳は、和希に近いところがあると思いましたね」と指摘した。

 ほんわかした能年ワールドに包まれた舞台あいさつだったが、締めくくりで「青春が詰まった映画になっていると思うので、それに共感して心に響いてくれれば。皆さんの特別な映画になってくれていたら幸せです」。その口調は、主演女優としての責任感に満ちあふれていた。

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