(cache) サプリメント的なフランス料理 :: ブランジュリーパリの空の下の雇われシェフ

サプリメント的なフランス料理

August 17 [Sun], 2014, 22:11

来週は鈴鹿決戦。身体に良いかどうかが美食を上回る週間に入りました。

近頃、ここ一番のレース前はいつもオギノです。

本物のフランス料理とは美味しいだけでなく身体に良いのです。

アミューズ

生うにが多すぎますが、それ以上にキャビアが多すぎます。キャビアは塩漬けの魚卵、多すぎると塩気がきつくなります。１度言ってみたかったんですよね。キャビアが多すぎて塩辛いと。しかし実際にはキャビアの旨味が強いので塩辛く感じません。残念無念。初のキャビア多すぎる料理だったのに言ってみたかったセリフを使えませんでした。
あ、キャビアと言ってもランプフィッシュの代用品ではありません。チョウザメのたぶんオセトラでした。この一撃で一万以上の会計確実な料理です。

オギノにはオマコース６９８０がありますが、ご予約の際に予算を伝えてもっと良い食材に出来ます。二万円ぐらいの設定にするとこのような一撃一万円の皿が来ます。

前菜

スペシャリテ鰯のクレープです。何回食べても素晴らしい。毎回前菜がこれでも飽きないと思います。それにトリュフ角切り…ボリボリの初物トリュフです。これにて二万円終了のお知らせです。

前菜その２

あれ？サービスですかね？既に二万円越える料理が来ましたが。しかもフォアグラにまたしてもボリボリ角切りトリュフですよ。有識者なら財布が心配になる料理でしたが、オマコースなので大丈夫でしょう。しかし一万円の皿が既に三皿、なんとお得なコースでしょうか。

魚

オマールとバールにホタテのムース、ソースはアメリケーヌとショロンです。先ほどのフォアグラにてお腹いっぱい、帰っても良い感じでしたが、これは食べますよ。オギノの伝統的な料理はどれも完成度高いですから。

肉

大きすぎる鴨です。これって四人前ぐらいありますよね？フランスだって一人にこのポーションでは来ません。カルトならば来るのかどうか？ソースはまたしてもトリュフ、どんなにリーズナブルな設定でも三万円、普通ならば五万円のコース料理でした。

やはりオーダーのオマコース良いですよ。

訂正とお詫びがあります。東京ではオギノ一本でしばらく経ちました。世界一の美食の都パリでも美味しい日本料理となると一軒か二軒しかありません。フランスから遠く離れた東京でフランス料理となるとやはり一軒とか二軒になります。

年始の頃にオギノ以外のフランス料理屋をお勧めしました。しかし誤報でした。既に記事は削除してあります。僕のブログを信じて行ってしまった方々にお詫び申し上げます。記事を上げてから多くの方々が行ったようです。しかし評価があまり良くない。問い合わせもけっこうありまして、再評価の為に先日行って来ました。

残念ながら皆様のおっしゃる通りでした。

やはり東京ではオギノ一本で行きます。