京都・福知山で記録的大雨

2014年8月17日8時11分  スポーツ報知

 日本列島は17日も前線の影響に伴う大雨が各地で続き、京都府福知山市では24時間雨量が300ミリを超えて観測史上最多を記録した。1時間雨量でも62ミリの非常に激しい雨を観測し、同市の由良川は午前3時40分ごろ氾濫危険水位に達した。近畿や北陸の一部では、土砂災害警戒情報が出された。

 福知山市では、レーダーの解析でも17日未明の1時間で約90ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を出した。24時間雨量は高知県馬路村や兵庫県丹波市、石川県羽咋市、京都市や京都府綾部市でも200ミリを超えた。

 気象庁は西日本や東日本の広い範囲で局地的に1時間50ミリ程度の非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、土砂災害や河川の氾濫、浸水被害などに警戒を呼び掛けた。落雷や竜巻にも注意が必要としている。

 気象庁によると、17日は東シナ海から西日本、東日本方面にかけて延びた前線が本州付近に停滞。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となった。

 18日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で北陸120ミリ、近畿と東海100ミリの見通し。

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