村田、男を見せろ!反撃6回好機にア~三振

2014年8月17日6時6分  スポーツ報知
  • 6回2死一、二塁の好機に村田はハーフスイングで三振に倒れた(捕手・会沢)

 ◆広島12―2巨人(16日・マツダスタジアム)

 中継ぎ陣が崩れての大敗に、原監督は「ファンの人たちに申し訳ない」と謝罪の言葉を口にしたが、敗戦の責任を感じていた打者がいた。村田だった。帰りのバスに乗る前、奥歯をかんで悔しがった。「もうちょっと冷静に野球をやらないといけなかった」。併殺、好機での三振、失策と攻守で力を発揮できず、厳しい表情で反省した。

 最大の見せ場は6回、高橋由が適時打を放った直後の2死一、二塁だった。だが、前の打席で二ゴロ併殺に倒れた焦りからか、初球、3球目の低めのボール球のカットボールを空振り。フルカウントから、同じ球にバットは空を切った。「あそこで一気にいきたかったけどボール球を振ってしまった。次につながないといけなかった」。同点に追いつく好機を逃した。

 普段は堅い守備でも、7回1死からロサリオの平凡なゴロをトンネルした。結果的にロサリオが暴走し、二塁タッチアウトとなったが、らしくないプレーだった。「気持ちの切り替えがしっかりできていなかったのかもしれない」と振り返った。

 14日の阪神戦(東京D)で守備の際に強烈なゴロが左ふくらはぎを直撃。「全然、大丈夫だから。ひどくはない」と気丈に振る舞うが、試合前のダッシュは左足を引きずって痛々しい。球場では可能な限り電気治療を受け、宿舎では禁酒を徹底。患部にテーピングをグルグル巻きにして試合に臨んでいる。激痛を気迫で打ち消して臨んでいるが、好結果は出せなかった。

 直前の阪神3連戦では計10打数5安打とカード勝ち越しに貢献したが、ここ2試合は6打数1安打。「こういう時もあると思って、切り替えてまた明日頑張ります」。前を打つ阿部、高橋由が好調を維持するだけに、村田の打撃がカギになる。(片岡 優帆)

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