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ビートルズを語る! ダイノジ 特別インタビュー

2009年9月17日 (木)

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interview

ダイノジ

「HMV THE BEATLES FESTIVAL 09³」にて世界一のエアギターも披露、世界一(?)ビートルズ好きなお笑い芸人、ダイノジのお二人にインタビュー!

ビートルズを聴くきっかけ、ビートルズが人生にどのような影響を与えたか、など熱く語っていただきました!


--- ビートルズを最初に聴くきっかけとなったのは?

大地:僕は中学の時に、「ベストヒットUSA」世代だったので、中一か小六の時に友達の家で、アルバムじゃなくてベスト盤みたいなカセットで…

大谷:本人じゃなくて全然違う人が歌ってるやつ?(笑)

大地:そうそうそう!(笑)パーキングエリアで売ってるような。(笑)たぶん、そんなのだと思いますよ。

--- ビートルズのヒット曲がぎっしり入ってて?

大地:そうです。「ツイスト・アンド・シャウト」とか「レット・イット・ビー」とか。「レット・イット・ビー」のイメージがありますね。映画音楽の。

大谷:中学生の時に桑田佳祐さんと松任谷由実さんが「メリー・クリスマス・ショウ」というのをクリスマスにやってたんですよ。いろんなアーティスト、BOΦWY吉川晃司さんとか米米CLUBとかが出ていろんな曲をカバーしたり、Charさんとかも。それでオープニングが「カム・トゥゲザー」をアーティスト全員でセッションするんですよ。それが一番最初ですかね。

でもその時は「ああ、教科書に載ってるアーティストだな」程度しか思わなかったんです。音楽自体にそれほど興味が無かったので。のめり込んだのはバンドブームがきて、UNICORN奥田民生さんのことが大好きになって、そうすると奥田民生さんの影響を受けたものがビートルズっていうのを雑誌で読んで、そこから追いかけ始めました。

--- 民生さんだとレッド・ツェッペリンとかローリング・ストーンズとかもあって、その中でもやっぱりビートルズだったんでしょうか?

大谷:レッド・ツェッペリンも大好きでしたね。当時ツェッペリンの曲をUNICORNがアンコールでカバーしてましたから。それですぐ買いに行ったんです。そしたら解説に「渋谷陽一」って名前を見て「誰だこの人は?」→「ロッキングオンっていう雑誌がある」→「ロッキングオン読み始める」。そうするともう一気にのめり込んでいくんですよね。

まだ自分の知らない音楽がこんなにあるんだ、って思って。その当時、本を読むと中期のビートルズが評価が高いんですね。だから最初は中期の、音楽性をどんどん変えていった、「どうやったら新しい音が出るか」っていう時のビートルズにのめり込みましたね。(ちょっといい話 1)

大地:色んな楽器を入れてましたよね、あの時って。

大谷:そこから「違う!ビートルズはやっぱり初期だ!」って思ったのは30歳を過ぎてからですね。R&B、黒人音楽に対するリスペクト。それと、例えば『ウィズ・ザ・ビートルズ』だったら、ずっとラブソングなのに最後だけ「マネー」っていう昔のロックンロールの曲で終わるんですね。

そうすると不思議な気持ちになるんですよ。メロメロに甘いラブソングがずっと続くのに最後に「結局、金だよ」って歌って逃げ切るんですよ(笑)。でもまた1曲目から聴くと切ない気持ちがする。要するに「批評」なんですよね。そうやって自分で勝手に思い込んだ時に「初期のビートルズはすごい!しびれる!」ってなったんです。そうすると色んなデータが欲しくなって。

例えば「ツイスト・アンド・シャウト」のレコーディングの時に、グルーヴが欲しいから何度も録り直して、声がしわがれても何回もやって最後は上半身裸になって録って、とか。あとは「アイ・ソウ・スタンディング・ゼア」の一番最初の「ワン、ツー、スリー」っていう有名なカウントって別録りなんですよね。(ちょっといい話 2)(ちょっといい話 3)

--- そうだったんですね。

大谷:つまりこれってDJと同じなんですよ。人は「ワン、ツー、スリー」ってカウントがきたら耳がそちらへ向く、ってことがわかってるんですよ!

--- 計算し尽くされている、と。

大谷:もちろんジョージ・マーティンのアイデアなんですけど。ビートルズってそういうグループなんですよ。みんなはただ耳に心地良い、教科書に載っているアーティストだと思ってるけど、決してそんなことは無い。知れば知るほど、聴けば聴くほど発見があり、俺たちのことをこれだけ惹き付ける計算があり、そして今もお手本であり。

これはお笑いを作る上でも大事なことなんだと思いますね。

--- 「作り込む」という部分で?

大谷:そうです。「つかみ」じゃないですか。それはやっぱり今も影響を受けています。

大地:ここまで長い時代、ずっとロックアイコンでいられるってすごいですよね。いろんな世代を越えて。

--- まだ「アイドル」とも呼べますしね。

大谷:そうですよね。奇跡のようなグループですよね。


profile

数多くの演芸・ネタ番組に出演する本格派漫才師でありながら、レポーターや司会業でも新しい魅力を発揮し、サブカルチャーによしもとにおいて最も精通した、いい意味でよしもとらしくない稀有なコンビ。
また舞台や寄席を愛し、定期的にストイックにライブ活動にも励む。数々の音楽雑誌・映画雑誌に連載を持ち、洋邦問わず音楽や映画に対し造詣の深い大谷ノブ彦と、2006、2007エアギター世界チャンピオンの大地洋輔からなる。
近年はDJのパフォーマンスで様々なロックフェスティバルにも出演。また自身が企画したDJパーティー「ジャイアンナイト」、ロックフェスティバル「DRF」で多くのミュージシャンと交流を深め、活躍の場を広げている。

ダイノジ・大谷 ちょっといい話 1

それでレコード屋でもバイトしたんです。あまりにも頻繁に通うからここでバイトするのが一番だ、って思って。行くと大人がいっぱいいて「どれがいいですか?」って聞くと教えてくれて。

ちょっといい話 2

今思うと一番最初に「人種差別なんてしょうもない」って言った人、ってジョン・レノンだと思うんですよ。「ロックンロール作ったのは黒人だ」って。彼のロックンロールに対する愛情とか「本当は黒人のものだ」っていう思いがカバー愛につながっていると思うんですよ。

ダイノジ・大谷 ちょっといい話 3

これはやっぱり今で言う「嵐」とか「パフューム」が人気あるのと一緒だと思うんです。「嵐」とか「パフューム」は「アイドルがこういうことやると面白い」っていう発想のもとにできあがっている「批評型アイドル」だと思うんですよ。「嵐」の前は「スマップ」がそうだったんです。この国で最初の「批評型アイドル」は「スマップ」だと思うんです。それで世界で最初の「批評型アイドル」は絶対ビートルズだと思うんです、っていう説を最近よく言いますね。




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