『アイマス』はこれからも走り続ける! 『アイドルマスター』9周年ライブ名古屋公演2日目リポート

2014年8月から10月にかけて行われる『アイドルマスター』9周年ライブ“THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!”。2014年8月16日、17日の2日間は、愛知県の日本ガイシホールにて名古屋公演が開催。
2014-08-18 00:08:00

●名古屋で765プロのメンバーがさらに絆を深める

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 2014年8月から10月にかけて行われる『アイドルマスター』9周年ライブ“THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!”。2014年8月16日、17日の2日間は、愛知県の日本ガイシホールにて名古屋公演が開催。名古屋公演の参加者は、中村繪里子さん(天海春香役)、今井麻美さん(如月千早役)、平田宏美さん(菊地 真役)、滝田樹里さん(音無小鳥役)、下田麻美さん(双海亜美・双海真美役)、原 由実さん(四条貴音役)の6名。今回は、2日目の公演の模様をお伝えしていく。

※『アイマス』9周年ライブがスタート! “THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!”大阪公演1日目リポート
※プロデューサーたちよ、これが765プロだ! “THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!”大阪公演2日目をリポート
※『アイマス』ライブでは初の試みも行われた『アイドルマスター』9周年ライブ名古屋公演1日目リポート

 名古屋公演でも765プロダクションの高木順二朗社長(声:大塚芳忠さん)による挨拶のあと、秋月律子(声:若林直美さん)による注意事項の説明が入る。このとき、会場中が緑色のサイリュームで埋め尽くされるなど、会場のプロデューサー陣(『アイドルマスター』のファン)も準備万端だ。


 ライブが開幕するとトロッコに乗った出演者たちが『THE IDOLM@STER』を熱唱。会場中に手を振り、笑顔を振りまきながら、プロデューサーたちとの一体感を味わう。同曲を歌い終えると、それぞれからの挨拶。そしてプロデューサーといっしょに「765プロー、ファイトー!」「オー!」という掛け声をかけ、さらに絆を深めた。


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 ステージ上に残った平田さん、滝田さん、下田さんの3人は、この日が滝田さんの9周年ライブ千秋楽ということで、ひと言コメントをもらうことに。しかし、そこは『アイドルマスター』のステージ。ふつうにコメントをもらうわけではなく、下田さんから井上陽水のモノマネやフリーザならぬジュリーザ様でのコメントを求められるなど、滝田さんらしい無茶振りにも見事に応えて見せ、会場を沸かせた。


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 3人によるMCのあとは中村さん、今井さん、原さんによる『ラムネ色 青春』。爽やかな楽曲を、かわいらしいダンスとともに披露する。そしてここからは、各出演者によるソロコーナーに。前日とは異なる髪型で登場した平田さんは『自転車』と『tear』の2曲を披露。『自転車』では、会場中からの「好きっだよっ!」というコールを全身に浴び笑顔を見せた。MCでは『自転車』の最後の歌詞“好きだー”はメロディーに乗せて歌うはずだったが、作詞家のyura氏の提案によりシャウトになったという裏話も披露した。ソロパート最後の曲は、前日の『edeN』とは異なり、『おもいでのはじまり』。あたたかなメロディーが印象的な同曲を、平田さんは想いを込めて歌うと続く下田さんへバトンタッチ。


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 楽曲の詞の世界観を演じながら『Honey Heartbeat』を歌った下田さんは、1日目に引き続きバンドメンバーをいじって会場の笑いを誘う。ドラムを担当する一ノ瀬久さんには星井美希のモノマネを、ギターを担当する大内慶さんには秋月律子のモノマネを無茶振りする下田さん。しかし、大内さんはバッチリ眼鏡を用意していたうえに、なんと『いっぱいいっぱい』のラスト部分を歌い、会場から「大好きー!」というコールを受けるなど、バンドメンバー陣もノリノリで無茶振りを楽しんでいる様子だった。続く『スタ→トスタ→』で会場をアツく盛り上げた下田さんは、1日目の『おとなのはじまり』から楽曲を変更して、『微笑んだから、気づいたんだ。』をしっとりと歌い上げ、会場を魅了した。


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▲水が欲しいけど遠くにあって取りに行くのがたいへんだから、振り返ったら水があるといいなぁという下田さんの要望に応えて登場する水、という寸劇。2日目では、内容がグレードアップしており、1日目になかった顔文字が貼られていた。

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 『ID:[OL]』で会場のプロデューサー陣とともにコールを楽しんだ滝田さん。『アイドルマスター』を通してプロデューサーどうしの絆が深まっていることがすごくうれしいことだと笑顔でコメントし、『空』、『光』の2曲を披露。『光』では語りかけるようにやさしく、丁寧に同曲を歌い上げ、最後は会場のプロデューサー陣に「いってらっしゃい!」と声をかけ、会場中に感動を届けた。


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 そして、この日も中村さんは進行を投げっぱなし。困惑する出演陣はそれぞれに感想を伝え合うなど、チームワークを見せつける。続いて会場では前日に続き、若林さん、たかはし智秋さん(三浦あずさ役)、仁後真耶子さん(高槻やよい役)、長谷川明子さん(星井美希役)によるVTRを上映。公演に出演しているメンバーに関するお題トークを行うというおなじみのVTRでは、まず“中村繪里子さんのいい話”を展開。長谷川さんは、初めて『アイドルマスター』のイベントに出演したときに、手取り足取りいろいろと教えてもらったことを思い返す。仁後さんは『MASTER ARTIST』シリーズの取材時に中村さんが自分の代わりにいろいろとしゃべって伝えてくれるのがすごくうれしかったというエピソードを披露した。続いては“原由実さんの忘れられない話”。たかはしさんによると、さいたまスーパーアリーナで行われた“THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD 2014”の際に、ソロ曲が終わったあとに原さんが号泣していたそうで、どうしたのか聞いてみるとソロ曲で緊張していたものの歌い終えてほっとしたということを涙ながらに語っていたそうで、ふだんの見た目や雰囲気とは異なり、つねに真剣に取り組む姿勢を持ったマジメな女性であることを力説した。最後は“平田宏美さんのかわいい話”。若林さんは、平田さんを誰よりも女性らしいと語り、じつは年始の福袋を毎年楽しみにしているというエピソードを語る。また、仁後さんによる“引く”と書かれているガラス扉を一生懸命押していたという目撃情報もあり、ふだんからかわいらしい人柄であることが明かされた。


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▲MCでは、『Honey Heartbeat』で下田さんが披露した“矢場とん”が、再び披露される。

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▲大阪でも行われた、“バキューン”という出演者からの振りに銃で撃たれたリアクションをして応えるプロデューサー陣。ノリがいいです。

 続いては名古屋公演に出演していないキャラクターの曲をカバーするコーナー。1曲目は原さんによる『ふるふるフューチャー☆』。コールはもちろん「大好きはらみー!」となり、はにかむような笑顔を見せながら歌う原さんの姿とともに甘い世界が広がっていく。平田さんは『ラ・ブ・リ』。菊地真が元気いっぱいに歌い上げる姿が見えるようなパフォーマンスに、会場のボルテージも上昇していく。続く滝田さんは、『ゲンキトリッパー』で会場中をウルトラオレンジで染め上げ元気いっぱいな音無小鳥の姿を体現して見せた。アーケード版のころからの楽曲『First Stage』を披露したのは今井さんだ。1st ANNIVERSARY LIVEで歌って以来という同曲を、ダンスもバッチリ再現して歌ってみせた。続いて下田さんが『リゾラ』を色っぽく歌い、会場を沸かせると、原さんが再び登場し『Next Life』を披露。四条貴音ならではの表現で妖艶さを増した『Next Life』に会場のプロデューサーも惹き込まれていく。また、ダンスも見どころの同曲を歌う原さんを応援するように、会場からのコールも熱のこもったものとなった。カバーコーナーのトリを務めるのは、中村さん。こちらもアーケード版のころからの楽曲『魔法をかけて!』をおなじみの振り付けとともに披露し、会場を魅了した。


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▲『自分REST@RT』では、会場のコールがホール中に響き渡った。

 MCでは、今井さんの要望により『ラ・ブ・リ』で1ヵ所だけかわいらしく“ラ・ブ・リ”と歌うように1日目から変更したことを平田さんが語る。また、今井さんは『First Stage』でのターンを中村さんに褒められると、ゲームの映像を見ながら何度もチェックしたという裏話を披露する。『Next Life』を歌った原さんは、自分が踊るとギャグみたいになってしまうような振り付けだけ変更してもらったエピソードを披露。これを受け、今井さんが実際に見たという、“ある日の『Next Life』ダンスレッスンの風景”をその場で再現してみせると、あまりにも心もとない練習風景だったため、ライブまでにしっかりとダンスを仕上げてきた原さんに大きな歓声が飛んだ。


 後半戦の開幕を告げる激しいダンスナンバー『待ち受けプリンス』では、会場の盛り上がりもさらにヒートアップ。平田さん、滝田さん、下田さんも全力で会場を煽り続けた。会場がアツく盛り上がったところで、疾走感溢れる楽曲『START!!』で、中村さんがライブ後半戦のソロコーナーをスタート。『Vault That Borderline!』では、会場のプロデューサーとのコール&レスポンスを楽しむ。続いての楽曲は自分ひとりでは歌えない曲と中村さんが語る曲『さよならをありがとう』。以前はいっしょにステージに立った765プロのすべてのメンバーの力を借りて歌ったという同曲を、全員が揃っているわけではない今回の公演で歌うというのは、中村さんにとっても大きな決断になったのだろう。しかし中村さんは、ひとりで立って歌っているわけではなく、みんなでいっしょにここまで来たんだということを歌に込めたいと語り、会場中に笑顔を見せると同曲を歌唱。歌詞に込められた言葉のひとつひとつを紡ぐように表現していく中村さんは、やさしい微笑みとともに同曲を歌い上げた。


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 続いて登場した今井さんは、千早らしい力強さを感じられるナンバー『Fate of the World』で会場中を昂らせる。そして会場のプロデューサーを座らせると、中村さんのMCに触れ、自身も早めに裏手に待機しながらいっしょに『さよならをありがとう』を歌っていたことを明かす。また、ライブに参加していないメンバーによるお題トークVTRなどを見て、改めて『アイマス』らしさ、765プロらしさを感じたとのこと。『アイドルマスター』と言っても、いろいろなメンバーでステージに立つことが多くなった昨今、そんな中でも今井さんは765カラーをどんどん色濃くしていきたいと語った。続いて今井さんが披露するのは、『蒼い鳥』。弦楽四重奏が加わった生バンドで披露される『蒼い鳥』は、今井さんが“いまの”という言葉を強調し、今回のライブでは千早がいつも以上にすごく近くにいるように感じると語るほど、思いを込めて歌い上げた渾身の一曲に。記者席から会場の様子を見ていると、『蒼い鳥』、『Snow White』の2曲に関しては、サイリュームを振ることなく、ただただ歌声に聴き入っているプロデューサーが多かったことも印象的だった。


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 原さんのソロパート1曲目は、前日の『Princess Snow White』から一転、しっとりとした楽曲『瞳の中のシリウス』に。高音を響かせ会場を魅了した原さんは、続いて披露する楽曲が花にまつわる楽曲ということで、プロデューサー陣とともに行いたいことがあると提案。キーボードの持山翔子さんのピアノの音に合わせて、会場のプロデューサー陣にサイリュームで花を咲かせてほしいというのだ。これに呼応したプロデューサーが提案を実行してみると会場中にキレイな花が咲き、原さんもご満悦の様子だった。なお、原さんが“花”として持っていたのは、“水”だったということも付け加えておく。そんなお茶目な一面を見せつつも、歌い始めるとまったく異なる表情を見せるのが原さんの魅力。続く『風花』と『恋花』の2曲でも、その魅力を十分に発揮し会場を魅了した。


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 『アイドルマスター』でツアーを初めて行った4thのころ、そのときも名古屋でライブを行っているのだが、名古屋でこんなにも広い会場にいっぱいのプロデューサーが詰めかけている光景が見られるとは当時想いもしなかったという中村さん。走り続けることで、こういう光景が見られることがわかったという中村さんは、これからも走り続けることを笑顔で宣言する。そしてライブを締めくくるのは『M@STERPIECE』。会場中にクラップが鳴り響くと会場に集ったすべての人たちが一体となって、同曲を作り上げた。


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▲メンバー一同に抱きしめられ、ハーレム状態に歓喜する今井さん。

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 アンコール中には、浅倉杏美さん(萩原雪歩役)と沼倉愛美さん(我那覇響役)の映像が上映される。この映像は、浅倉さんと沼倉さんのふたりがアンコールを先導し、会場をもっともっと盛り上げるというもの。映像のふたりが煽りに煽りまくると、アンコールでこんなに声が出るのかというほどの声が会場中に響き渡り、ライブはアンコールに突入。出演者全員で2014年8月27日に発売される新曲『ONLY MY NOTE』を披露すると会場が再びヒートアップ。続く『READY!!』で盛り上がりも最高潮に達し、ライブを大成功へと導いた。


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 最後は出演者が会場中を見渡しながら「ありがとう!」という言葉を会場に送り続ける。そしてつぎつぎに退場していく出演者たち。ステージに残った中村さんと今井さんは、この名古屋公演を振り返り、そしてこれからの『アイドルマスター』を思い描き、約束を誓う。「これからどんなことが待っているかわからないけど、私たちは絶対、途中であきらめたりしないで走り続けましょう」(今井さん)、「…………約束します!(泣)」(中村さん)。このやりとりに会場のプロデューサー陣から大歓声が贈られた。


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▲じゃんけんぽん。あっちむいて……。

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▲ほい。

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 ライブの終幕を告げる一本締めを担当したのは、前日に引き続き釘宮理恵さん(水瀬伊織役)。釘宮さんの音頭で会場中のプロデューサーが一本締めを行い、2日間にわたって行われた名古屋公演の幕とした。ステージに出演していないメンバーも映像出演という形でライブを支え、765プロ全員で作り上げた今回の名古屋公演。より絆が深まったメンバーは、いよいよツアーファイナルとなる10月の東京公演へ。大阪と名古屋、1日目と2日目でセットリストを含めさまざまなサプライズを見せてきた765プロのメンバーが、ファイナルでどんなステージを見せてくれるのか、楽しみは尽きない。

■“THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!”
名古屋公演2日目セットリスト(※敬称略)
01. THE IDOLM@STER(全員)
02. ラムネ色 青春(中村、今井、原)
03. 自転車(平田)
04. tear(平田)
05. おもいでのはじまり(平田)
06. Honey Heartbeat(下田)
07. スタ→トスタ→(下田)
08. 微笑んだから、気づいたんだ。(下田)
09. ID:[OL](滝田)
10. 空(滝田)
11. 光(滝田)
12. ふるふるフューチャー☆(原)
13. ラ・ブ・リ(平田)
14. ゲンキトリッパー(滝田)
15. First Stage(今井)
16. リゾラ(下田)
17. Next Life(原)
18. 魔法をかけて!(中村)
19. 自分REST@RT(全員)
20. 待ち受けプリンス(平田、滝田、下田)
21. START!!(中村)
22. Vault That Borderline!(中村)
23. さよならをありがとう(中村)
24. Fate of the World(今井)
25. 蒼い鳥(今井)
26. Snow White(今井)
27. 瞳の中のシリウス(原)
28. 風花(原)
29. 恋花(原)
30. M@STERPIECE(全員)
【アンコール】
En01. ONLY MY NOTE(全員)
En02. READY!!(全員)


(取材・文:武藤先輩)




(C)BANDAI NAMCO Games Inc.

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