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【映画オタク記者のここが気になる!】アンジェリーナ・ジョリーは反日家? 来日で起きたバッシングの真相
ジョリーが「アンブロークン」に目をつけたのは、彼女が女優以外に人権活動家という肩書を持つからでもあるのだろう。初監督作「最愛の大地」(2011年)はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が舞台で、収容所で性的迫害を受けるボスニア人女性とセルビア人男性とのラブストーリーだった。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務め、女性の権利擁護活動が認められて英政府から男性の「ナイト」に相当する「デイム」の称号も与えられた。世界の紛争地帯で起こる性暴力の撲滅を目指すグローバル・サミットが今年6月にロンドンで初開催され、ヘイグ英外相と共同議長も務めた。
UNHCRの特使として難民キャンプに足を運び、カンボジア、エチオピア、ベトナムの孤児3人を養子にしているが、彼女がアジア諸国に関してどれほど精通しているのか疑わしい面もある。6月に「マレフィセント」の宣伝で訪れた上海で、好きな中国人監督は、と記者に聞かれ「(台湾出身の)アン・リー」と答えたことが波紋を呼んだのも、記憶に新しい。
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