浅利幸彦の預言解読講座

預言書を解読して未来を明らかにしていきます。
2016年3月から6月までの期間に掲挙=ラプチャーが予定されています。
その後にサタンによる侵略が始まります。
救済されるため=掲挙されるための方法をお伝えします。


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ノストラダムスの6-26の解説をしている。


ややましな人間のために四年のあいだ座が確保されよう
跡を継ぐのは色を好む男
ラヴァンナ ピーサ ヴェローナが彼を支持するだろう
法王の十字架の値打ちを高めたいのだ
(山根和郎 訳)


四年間、いくらか立派な人物が御座を保つだろう。
生活の不品行な者が後に続くだろう。
ラヴェンナ、ピサ、ヴェローナは支持するだろう、
十字架を掲げたいという教皇の熱望を。

(ノストラダムスの大事典の訳)


今日は3行目に進もう。
Rauenne & Pyse, Veronne soustiendront,
ラヴェンナ ピーサ ヴェローナが彼を支持するだろう


ラヴェンナ ピーサ ヴェローナはイタリアの町の名である。
これ全体で「イタリアを表している、と考えて、イタリア~ローマ帝国~バビロンの大淫婦~悪魔帝国、と考えてもいいのだが、
この3っつの町の名にそれぞれ象徴的意味がある、と考えてみよう。


まず、ラヴェンナ、Rauenne だが、u と v は置換できるので、Ravenne と考えてよい。
当時の印刷工は、 v の代わりに u
 を使った、という事情もあるので、これは本の印刷の問題だ、とも考えられる。


これはいろいろ考えたのだが、英語の
raven を暗示しているのではないだろうか?

raven とは、【名詞】では、わたりがらす、の意味である。 crow よりも大きいカラス; 死や悪病を予知する不吉な鳥とされる。
また、【動詞】 【自動詞】では、
略奪する,荒らし回る、 〔…を〕あさり歩く 、がつがつ食う.
〔食べ物などに〕がつがつする 、
【他動詞】としては、 〈食物を〉むさぼり食う.
などの意味がある。

http://ejje.weblio.jp/content/raven


「原典はフランス語なのに英語ではどうかな?」
という研究家もいるだろうが、英語圏の人がRavenne を見ると、raven (わたりがらす、略奪する、荒らし回る)を連想するのは有り得ることだろう。
ノストラダムスはこの効果を考えたのではないか?と想像できる。

ノストラダムスは非常にユーモアに富んだ人なので、あまり堅苦しく考えなくてもいいと思う。

この語に関しては、私は直感的にこう感じたが。

ただ、日本語まで持ち出して、駄洒落、オヤジギャグ的に解釈するのはさすがに行き過ぎだとは思う。


あるいは、これは1-6と関連しているのかもしれない。


ラヴェンナの眼は奪われるだろう。
その足元へと翼が垂れ下がるであろう時に、

(ノストラダムスの大事典の訳)


この2行目を
「地上の人々へ天使の翼が降りて来る時に=掲挙の予定期間に」
と解釈すると、1行目は、
「ラヴェンナの人々の眼は奪われる=ラヴェンナの人々は盲目である=ラヴェンナの人々は未来が解らない」
となって、ラヴェンナというのは「未来を知らない=預言書の真意を理解できない人達」を指していて、「そういう人達は天使が差し出した翼に乗れない=掲挙を逃してしまう」となり、
結局、ラヴェンナとは「掲挙されずに地上に残された人達」を指しているのではないか?
と解釈できる。


次にピーサ、(ピサ)だが、ピサというと「ピサの斜塔」を直ぐに連想する。
昔の町は敵の侵入を防ぐために城壁に囲まれていて、塔というのは

「敵の侵入がないかどうかを見張るために」造られた。
いわゆる「物見の塔」である。
その「塔が傾いている」というのは「町の外側=宇宙、からの侵入に対しての監視が緩い、監視が不充分だ。つまり、侵入され易い、侵入されても気がつかない」ということを暗示しているのではないか、と考えられる。


次にヴェローナであるが、これは「イタリアと中近東の相似形からバビロンを暗示している」、と考えられる。
イタリアと中近東の相似形というのは、
イタリアの西海岸のライン、マルセイユからジェノヴァ、ローマ、ナポリと通ってシチリアに至るイタリア西海岸の海岸線と、
地中海の東端のライン、トルコ南部の海岸線からシリア、レバノン、イスラエルと通ってエジプトに至る海岸線、
が相似形をしている、ということから、イタリアで中近東を暗示する、という手法なのだが、この海岸線の相似形に対して、イタリア北部のポー川とチグリス、ユーフラテス川がまた相似形を成しているのである。
これでいくと、ポー川中流域にあるヴェローナはチグリス・ユーフラテス川の中流域にあるバビロンに相当する。
ここから、ヴェローナはバビロンを暗示している、と考えられる。

そうすると、
ラヴェンナ ピーサ ヴェローナが彼を支持するだろう
とは、
ラヴェンナ(わたりがらす、略奪する者=悪魔軍団、あるいは、1-6から、掲挙されずに地上に残った人達)、 

ピーサ(宇宙の監視が不充分で油断していて宇宙からの侵入に気がつかない脳天気な地球人)、

ヴェローナ(バビロンの大淫婦~悪魔崇拝)、
が彼=ローマ法王の跡を継いだ淫乱な男=悪魔軍団、を支持するだろう。
という意味だと解釈できる。


少し、というかかなり専門的になってしまったが解るだろうか?

「ラヴェンナ ピーサ ヴェローナにそれぞれ象徴的意味がある」
という視点からこの行を解釈するとこうなる。


このブログでは「取り上げた詩に関しては解ったことは全部書いておきたい」
というスタンスで書いているので了承していただきたい。

それに、ノストラダムスにしても、せっかく様々な技巧を凝らして詩を作成したのだから、

最後くらい「それを公開して欲しい」

と望んでいるのではないだろうか?

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