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最終更新:2014年8月16日(土) 0時47分

辺野古沖 ブイ設置ほぼ完了、反対派を“強制排除”

 普天間基地の移設に向けた準備が着々と進んでいます。辺野古の海では「埋め立て予定地」を囲むように、ブイなどの設置作業がほぼ完了しました。ボーリング調査を円滑にするためとみられますが、周辺の反対派の船は強制的に排除され、緊張が高まっています。

 「法的根拠を示してみろ」(抗議する人)
 「抵抗するな」(海上保安官)
 「法的根拠を示しなさい」(抗議する人)

 名護市辺野古沖の海上で続けられていた抗議行動。これに対し、海上保安庁はカヌーやゴムボートを次々と拘束。ロープでくくりつけるなどして、強制的に港に引き上げました。また、海上で抗議する人、少なくとも3人が海上保安庁の船に乗せられ、港へと運ばれました。

 「とにかくボーリング調査を邪魔させない、基地建設を進めるという政府の意思をひしひしと感じた。絶対に許せない」(一時拘束された人)

 海上保安庁は今回の強制的な排除について、海上保安庁法第2条を根拠に挙げ、「海上の安全及び治安の確保を図る」ためと説明しました。

 沖縄防衛局は14日に続き、ブイなどの設置を進め、岬の北側と南側の沖合での作業をほぼ完了させました。今後、ボーリング調査に進むとみられ、それが終われば、いよいよ本体工事に着工することになります。

 一方、東京では、自民・沖縄県連の代表が仲井真知事の自民党の推薦をとりつけるため、党本部を訪れました。

 「私どもとしては、いい感触だったと思っている」(沖縄県連 翁長政俊副会長)

 11月に行われる沖縄県知事選。辺野古移設について今後を左右するのは間違いありません。(15日23:37)

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