1st season

◆第四話 『下着泥棒と生きていた死体』

脚本:櫻井武晴 監督:麻生学
ゲスト:山崎一 有薗芳記


偶然起きてしまった哀しい不祥事が、偶然の積み重なりで発覚した、と言う話ですかね。
『相棒』お得意の社会派シリーズ・第一弾でございます。

まず最初の偶然、起きてしまった不祥事とは、警視庁滝沢署の佐古巡査部長が、
強盗捜査に手を取られ、保護した酔っ払いを急性アル中で逝かせてしまったこと。
奇しくも滝沢署長の織田が本庁に栄転間際と言うことで、こう言う厄介ごとは困る訳で、
酔っ払い死亡は病院に搬送途中と警邏日誌を書き換えて事実の隠蔽にかかります。

次なる偶然は、その時偶然にも下着泥棒が、その酔っ払いを目撃していたこと。
ついでに言えば、その下着泥棒が尋常でない記憶力の持ち主だったのも偶然かと。
あとそいつが間違った方向にやたらプライドの高い下着ドロだったことも。
またその下着ドロの裏付け調査中、一人の女性だけが被害を認めなかったのも偶然。
そして何より、その裏付け調査を任されたのが特命係だったのが運の尽きですなぁ
細かい所まで頭を突っ込んでくる右京さん、当然その一件だけの違いが気にかかるご様子。
そうして調べていくうちに、先の不祥事が発覚してしまうわけです。

不祥事とその隠蔽に気がついた特命の二人。今回その告発前夜が印象的ですねぇ
告発しようという右京さんに対し、「怖くないですか?」と尋ねる薫ちゃん。
返ってきた答えは「怖いですよ」と肯定の答え。しかしその意味合いが保身ではなく、
「こんなことが積み重なって警察が信用されなくなるのが怖い」と警察そのものへの恐れ。
その夜、自宅で警察クビになるかと不安がる薫ちゃん。そこで美和子が
「薫ちゃんくらい私が食わせてやるわよ」とエールを送る。
ああ、別れた3rdシーズンから見ればものすごく泣きたくなる光景だよ。
一方右京さんも、たまきさんのところで珍しく不安げな表情を見せます。
ただ、この時の受け取った不安が、薫ちゃんのそれとはまた違うもので。
「正義」と言うモノの残酷さ。この時点で右京さんは感じ取ってたんですかねぇ……

翌日、それぞれの“覚悟”を決めて滝沢署へ向かい、織田署長に事実を問い正します。
しかし向こうさん「黙っていれば誰も傷付かない。喋っても結局切られるのは末端ですよ」
ある意味脅迫めいた反応で。致し方なく、特命は本庁への内部告発に踏み切ります。
とここで更なる偶然。告発を受け取ったのが特命を毛嫌いする内村刑事部長。
今後特命に更なる厳しい目を付けさせる為にも、この告発を受理することになりまして。
その結果。末端・佐古巡査部長だけがトカゲの尻尾きりで退職に追い込まれます。

佐古さんの件を知り、急いで本人の下へ向かおうとする薫ちゃん。
が、駐車場へ降りてみると、佐古さん自らのお出ましで。
「これがあんたらの正義か」とぶつけられる怒りの言葉に反応できない薫ちゃん。
しかし遅れて到着の右京さん、
「もう上からの縛りも無い、自らの意思で出来ることがあるでしょう」との言葉。
ある種突き放すような残酷な言葉でしたけど、その一方で小野田官房長に掛け合って、
今回の件、せめて報われるような措置を求めたりとフォローを入れたりしてましたがね。
その効果があったか否か、翌日更に滝沢署長・副署長も左遷・降格と言う処分を喰らい。
佐古さんも死なせた酔っ払いの遺族へ頭を下げに行くと決意をしたり。
最後は何とかキレイにまとまって幕引きと言う話でござんした。

で、例の強盗は結局どうなったんすかねぇ。


【今日のいたみん】


・第四話。

今回は捜査一課の出番なし。
まぁ直接殺人事件が起きたわけじゃないですからねぇ

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