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パナマ運河100周年記念の式典8月16日 5時00分
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太平洋と大西洋を結ぶ世界的な物流の要、中米のパナマ運河の開通から15日で100年になるのに合わせて現地で記念式典が開かれました。
式典にはパナマ政府や海運会社の関係者ら200人余りが出席し、パナマ運河庁のホルヘ・キハーノ長官が「パナマ運河は、開通から100年を経て、世界の海上輸送の要衝として、欠かすことのできない重要な存在となっている」とあいさつしました。
会場では開通100年を祝ってパナマ運河の形をした全長4メートルほどのケーキにろうそくに見立てた花火を立てて火をともしたほか、パナマの伝統的な踊りや音楽の演奏も披露されました。
パナマ運河は年間1万5000隻の船舶が通航する世界的な物流の要で、混雑が続いたことなどから幅を現在の30メートル余りから50メートル以上に広げる工事が行われています。
拡張工事が完成し利用できるようになるのは再来年になる見通しで、拡張後は現在は通航できない大型船が通れるようになるほか、輸送できる貨物の量が3倍に増えるということです。
このため、アメリカで生産が拡大しているシェールガスを火力発電所の燃料などのために輸入する際に輸送経路として使われることになるとみられていて、輸送コストや日数の削減につながるとして期待されています。
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