ヘイトスピーチ:ネット発言で在特会提訴へ 在日女性
毎日新聞 2014年08月15日 07時15分(最終更新 08月15日 18時04分)
李さんは在日朝鮮人1世の父と、2世の母を持つ。ネット上のニュースサイトでライターをし、東京・新大久保や大阪・鶴橋で広がるヘイトスピーチについて批判的な記事を複数書いてきた。これが、在特会の支持者らの攻撃の的になり、李さん側がネット上で反論。差別的な攻撃がさらに強まっていったという。
今年初めには、ネット上で母親への批判的な書き込みを見つけた長男(15)が「あんなことを言われ、僕も傷ついている」と泣いた。
国内ではヘイトスピーチを直接規制する法律がなく、李さんは自分が動かない限り状況は変わらないと提訴を決意した。李さんは「この裁判を抑止力にできれば」と話している。【後藤由耶】