2014年8月15日21時56分
終戦の日の15日、各党は談話を発表した。集団的自衛権の行使を認める7月の閣議決定後、初めての終戦の日の談話に、党のスタンスの違いが色濃くにじんだ。
自民党は談話の冒頭で「二度とわが国が戦争への道を歩んではならないと改めて決意」する一方で、安倍晋三首相が掲げる「積極的平和主義」を明記。集団的自衛権の行使を認める閣議決定についても「自立した国家として、国民の生命・財産を守る責務を果たす」として、その意義を強調した。
行使容認に世論の批判が根強いことも考慮し、「国会審議等を通じ、国民のご理解を求めながら、法整備を進めてまいります」とした。2013年の談話でなくなった「過去の歴史と真摯(しんし)に向き合う」という文言は復活しなかった。
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朝日新聞官邸クラブ
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