三重県四日市市の米穀販売会社「三瀧商事」(会社清算中)の元社長ら4人が、中国産米を混ぜたのに国産米と偽って販売したとして逮捕された事件で、同社が2013年4月に名古屋市の取引先2社に「国産」として販売したコメ約137トンのうち約4割が中国産だったことが15日、三重県警への取材で分かった。
昨年10月の家宅捜索で押収した伝票から判明した。県警によると、2社はいずれも製パン業大手フジパン(名古屋市)の関連会社で、13年4月の三瀧商事との取引額は計約4400万円。うち約700万円が同社の利益になったとみられる。