混ぜた中国産米は約4割か08月15日 12時37分
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三重県四日市市の米の卸売会社、「三瀧商事」が、中国産を混ぜた米を国産と偽って販売したとして、元社長らが逮捕された事件で、混ぜた中国産米の割合は、約4割だったことが、警察への取材で分かりました。調べに対し元社長は容疑を否認しているということです。
四日市市の「三瀧商事」の元社長、服部洋子容疑者(78)や元管理部長、北村文伸容疑者(56)ら合わせて4人は、去年4月、中国産を混ぜた米137トン余りを、国産と偽って表示し、販売したとして、不正競争防止法違反の疑いで、14日、逮捕されました。
会社は、国産100%とうたって大手パンメーカーの弁当や総菜の製造販売会社2社に米を卸していましたが警察によりますと、その際、混ぜた中国産米の割合は、約4割だったということです。
値段は1キロあたり、320円から330円で、逮捕容疑となった取引では約4400万円を売り上げて、680万円近くの利益を得ていたということです。警察は安い中国産米を混ぜることで利益を高める狙いがあったと見て販売の実態について調べを進めています。
警察によりますと、服部元社長は「私は関係ない」と供述して容疑を否認しているということです。