9年前からコメ産地偽装の疑い08月15日 09時52分
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三重県四日市市の米の卸売会社、「三瀧商事」が中国産を混ぜた米を国産米と偽って販売したとして、元社長らが14日逮捕された事件で、この会社は遅くとも9年前から産地の偽装をしていた疑いのあることが、警察への取材で分かりました。調べに対し元社長は容疑を否認しているということです。
三重県四日市市の「三瀧商事」の元社長、服部洋子容疑者(78)や、元管理部長、北村文伸容疑者(56)ら合わせて4人は、去年4月、中国産を混ぜた米137トン余りを国産米と偽って表示し販売したとして、不正競争防止法違反の疑いで14日逮捕されました。
警察によりますと、関係先から押収した取引の伝票などを分析した結果、この会社では、遅くとも、9年前の平成17年頃から、去年、不正が発覚するまで産地を偽装して米の販売を続けていた疑いがあることが分かったということです。
またグループ内の企業間で転売したように伝票を作成し、偽装の発覚を防ぐ工作をしていた疑いもあるということです。警察は販売の実態について解明を進めています。
警察によりますと、服部元社長は調べに対し「私は関係ない」と供述して、容疑を否認しているということです。