USJ:ハリポタ効果で千客万来…8月は過去最高更新へ
毎日新聞 2014年08月15日 22時26分(最終更新 08月16日 01時26分)
テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)の映画「ハリー・ポッター」の世界を再現した新エリアが15日、開業から1カ月を迎えた。31日までエリアの営業時間を延長し、シンボルの「ホグワーツ城」の照明を増やし、夜空に浮かび上がっているような景観を演出。運営会社は「天候がよければ8月は過去最高になりそう」と、入場者数が2001年8月の131万人を超え、単月として過去最高になるとの見通しを示した。
◇ハリポタ新エリア、15日で開業1カ月
USJとして過去最大の450億円を投じたエリアで、7月の入場者は87万人と7月として過去最高を記録。8月も好調が続き、爆発的に売れているグッズもあるという。これまで関西からの客が約6割だったが、新エリア開業後は関西以外が6割を占め、全国からの集客にも奏功。外国人も大幅に増えているという。
映画に登場する魔法界のグッズの売り上げも好調だ。菓子「百味(ひゃくみ)ビーンズ」は、せっけん味や草の味などちょっと変わった味が話題に。登場人物が魔法に使うつえの専門店「オリバンダーの店」は、30種類以上のつえをそろえた。ショップの前には、この日も長い行列ができていた。
11日からは日没後の涼しい時間帯に楽しめるように営業時間を1〜2時間延長し、午後11時まで営業。家族4人で初めてUSJを訪れたという仙台市の小学5年、難波実鈴さん(11)は「話題になっていて来たかった。本で読んだ世界がそのまま広がっている」とうれしそうに話していた。【岡奈津希】