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マー君、相手座らせ速球10球「痛みなかった」 指揮官「9月には戻ってきて」

夕刊フジ 8月14日(木)16時56分配信

 右肘靱帯(じんたい)部分断裂のリハビリを行っているヤンキース、田中将大投手(25)が13日(日本時間14日)、平らなグラウンドで初めて相手を座らせて速球を10球投げた。回復は順調で、米各メディアは「9月の終盤に2、3試合投げることができるだろう」と伝えた。

 敵地ボルティモアのカムデンヤーズの外野でロスチャイルド投手コーチ相手に軽いキャッチボールを行ったあと、同コーチを座らせて速球を10球投げた。7月8日のインディアンス戦で投げて以来、初めての“投球練習”だった。

 クラブハウスに戻った田中は「痛みは全くなかった」と話し、表情も晴れやか。前日も雨だったが、球場内のコンコースでキャッチボールを行うなど精力的なリハビリを続けている。

 これまで慎重な姿勢を崩さなかったジラルディ監督も「いいニュースだ。次はブルペン。9月には戻ってきてほしい」と手応えを感じた様子。田中も「このまま進めば(今季中に投げる)チャンスはあると思う」と話した。

 米メディアも田中の9月復帰を確信した様子。「これは重要なステップだ」とCBSスポーツ。ニューヨーク・ポスト紙も「田中、リハビリ・プログラムを強化」と前向きに評価した。

 スターレジャー紙は「平らなグラウンドはマウンドに比べるとストレスが少ないが、大きなステップだ。マウンドから投げて問題がなければ、マイナー戦などでの調整となる。まだ10月のプレーオフ進出を諦めていないヤンキースは、田中を9月中旬までに復帰させ、2、3試合投げさせるつもりだ」と解説した。

最終更新:8月14日(木)17時35分

夕刊フジ

 

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