終戦記念日:武道館に6000人参列へ
毎日新聞 2014年08月14日 19時38分
69回目の終戦記念日となる15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれる。天皇、皇后両陛下をはじめ安倍晋三首相、100歳から7歳までの遺族と各界の代表ら約6000人が参列を予定する。日中戦争と第二次大戦で犠牲になった約310万人を悼み、平和への誓いを新たにする。
厚生労働省によると、参列予定の遺族約5000人のうち、戦没者の妻は19人(0.4%)と過去最少水準で、父母の参列予定者は4年連続で0人。いずれも遺族の高齢化を反映している。一方、遺族のうち戦没者の子供は全体の6割、約3000人で、戦後生まれの孫も246人と3年前から倍増した。
式典は正午前に始まり、安倍首相が式辞を述べた後、正午の時報に合わせて全員で黙とう。天皇陛下のおことばに続き、衆参両院議長や遺族代表らが追悼の辞を述べる。厚労省のまとめでは、15日は全国38都道府県で関連行事があり、計約4万人の参加が見込まれる。【遠藤拓】