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【プロ野球】

筒香、脳しんとう搬送 ドームに救急車

2014年8月14日 紙面から

中日−DeNA ストレッチャーで救急車に運ばれる筒香(今泉慶太撮影)

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◇中日5−4DeNA

 中日が競り勝った。1−3の5回に荒木の2点二塁打で同点とし、ルナの犠飛で勝ち越した。4−4の7回には平田の内野安打で再び1点を勝ち越した。又吉が8勝目、福谷が3セーブ目。DeNAは連勝が3で止まった。

    ◇

 ナゴヤドームに戦慄(りつ)が走った。初回無死、左中間への飛球を追ったDeNAの左翼・筒香と中堅・梶谷が激突。グラウンドに後頭部を強打した筒香が倒れ込んだまま、一時は意識もない状態になった。救急車がグラウンド内に入り、首を厳重に固定されて搬送された。

 名古屋市内の病院でMRI、CT検査を受けた結果は脳しんとうと、頸椎(けいつい)しんとう。幸いにも、大事には至らなかった。試合後、中畑監督は「一時は意識もなく心配したが、意識もしっかり回復していて、手足もしっかり動く。ひと安心」と険しい表情の中でホッとひと息ついた。一日入院し、14日に再検査する予定。「1週間や10日は必要じゃないか」と登録抹消して治療する方向だ。

 筒香のために。チームは一丸となった。2回に逆転。5回に再逆転されると、7回には後藤が一時は同点となる代打適時打を放った。「筒香頑張れ! その気持ちだけで打ちました」と表情を崩さずに言い切った。

 中畑監督は「最後まで勝ちを意識して戦ってくれた。複雑な心境の中。自分も含めて…。あした切り替えていきましょう」。前を向くしかない。 (鈴木創太)

 

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