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【プロ野球】

長野、首位死守先頭打者弾だ!

2014年8月14日 紙面から

1回巨人無死、長野が右越えに先頭打者本塁打を放つ=東京ドームで

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◇巨人5−1阪神

 巨人は1回に長野の先頭打者本塁打と内野ゴロで2点を先制。2回は橋本の適時打と失策で2点を追加し、7回はセペダのソロで加点した。小山は7回途中1失点で4勝目。阪神は岩田が序盤で4失点し、打線も振るわなかった。

    ◇

 0・5ゲーム差で迎えた首位攻防第2戦。巨人打線に雄々しさがよみがえった。1回、先頭打者・長野の8号ソロで幸先の良いスタートを切ると、2回までに4点。得意の先行逃げ切りで虎を寄り切り、ゲーム差を再び1・5に広げた。

 「久しぶりに躍動した感じがしました。非常に躍動感のある攻撃でしたね」と原監督。その口火を切った長野は「振ったら当たりました。初回に点を取れて良かったです」。笑顔で快打を振り返った。

 正念場の一戦。首位死守のため、絶対に負けが許されない試合で、打者は積極性を心掛けていた。阪神の先発・岩田は追い込まれると攻略がしづらい相手。7月21日の対戦で8イニング零封された借りを返すため、初球から果敢にバットを振っていった。

 「(岩田は)良い投手なので、積極的にと思っていた」と長野。この策が吉と出た。1回の長野の本塁打、2回の橋本の右前適時打ともに2球目を狙い打ったもの。試合展開だけではなく、打席でも先手必勝。この姿勢が全体の躍動感につながり、大きな価値を持つ1勝となって実を結んだ。

 7回には、原監督が内角球への対処法を指導したセペダが代打で登場し、6月18日のオリックス戦(東京ドーム)以来となる6号ソロ。右翼看板下への特大弾に「助言を打席で生かすことができた。打った瞬間にホームランと確信できる当たり。何か、キューバ時代のセペダに戻れた気がする」と納得の表情だった。

 終わってみれば、いいことずくめ。しかし指揮官は気を緩めない。「これから1試合が重みを持ってくる。力の見せどころ」。さらなる奮起を打線に促していた。 (川越亮太)

 

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