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コメ産地偽装 元社長ら4人を逮捕
8月14日 18時42分

コメ産地偽装 元社長ら4人を逮捕
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三重県四日市市のコメの卸売会社「三瀧商事」による産地偽装事件で、警察は中国産を混ぜたコメを国産米と偽って表示して販売したとして、元社長ら4人を逮捕しました。調べに対し元社長は容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは「三瀧商事」の元社長、服部洋子容疑者(78)や元管理部長、北村文伸容疑者(56)ら合わせて4人です。
この事件は「三瀧商事」が、外国産のコメを国産と偽って、流通量としては過去最大の4300トン余りを販売していたとされるもので、警察は去年10月、関係先を捜索するなどして、仕入れや販売の実態について捜査を進めてきました。その結果、警察によりますと、服部元社長ら4人が中国産を混ぜたコメ137トン余りを、国産米と偽って表示して販売した疑いのあることが、分かったということです。
警察は14日、4人を不正競争防止法違反の疑いで逮捕しました。警察によりますと、服部元社長は「私は関係ない」と供述して、容疑を否認しているということです。
この会社を巡っては、去年10月に解散の決議が行われ、清算手続きが進められています。

コメ産地偽装事件の経緯

事件が発覚したのは、去年9月25日。流通大手のイオンがホームページで公表したおわびがきっかけでした。
全国の店舗で「国産米」として販売していた弁当やおにぎりに、中国産のコメが混入したことを明らかにしたのです。
去年10月、農林水産省と三重県が立ち入り検査を行い、外国産のコメを国産と偽っていたほか加工用のコメを主食用として販売したなどとして、三瀧商事と関連会社に対し食糧法などに基づいて行政指導しました。
農林水産省が立ち入り検査で指摘した対象のコメの量は少なくとも4386トンに上り、流通量としては過去最大だということです。

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