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「松阪牛」などに安い和牛 「木曽路」が虚偽表示
8月14日 20時32分

全国でしゃぶしゃぶ店を展開し、名古屋市に本社がある「木曽路」が、大阪市など3つの店舗で、メニューに「松阪牛」や「佐賀牛」と表示しながら、それより価格が安いほかの和牛を使っていたことが分かりました。
会社によりますと、3つの店舗は利益の目標を達成しようと意図的に安い和牛を使い、虚偽表示をしていたということです。

全国で118のしゃぶしゃぶ店を展開する「木曽路」は14日、3つの店舗でおととし4月から先月にかけて、メニューに「松阪牛」や「佐賀牛」と表示しながら、料理の材料に別の和牛を使っていたと発表しました。
具体的には▽大阪市の「北新地店」で6880食▽神戸市の「神戸ハーバーランド店」で245食▽愛知県刈谷市の「刈谷店」で46食の合わせて7171食だということです。
会社によりますと先月、肉の取り扱いについて「大阪市消費者センター」の調査を受けたことをきっかけに、すべての店舗を対象に内部調査をしたところ、牛肉の仕入れの量と販売量が一致しない店舗が見つかったということです。
3つの店舗は利益の目標を達成しようと、松阪牛などより1食当たり1500円から2000円安い和牛を意図的に使い、虚偽表示をしていたということです。
「木曽路」は「多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。今回の事態を厳粛に受け止めて社員教育の再徹底と管理態勢の強化を行い再発防止に全力で取り組みたい」と話し、この期間に該当のメニューの料理を食べた客に対しては食事券の形で差額を返金するとしています。

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