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路上生活者の4割が襲撃受けた経験8月14日 19時48分
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路上で生活をしている、いわゆるホームレスの人たちが若者らに襲われるケースが後を絶たないなか、東京都内の支援団体がホームレスの人たちに聞き取り調査を行った結果、およそ40%の人が、石を投げられるなどの襲撃を受けた経験があることが分かりました。
この調査は、東京都内でホームレスの人などを支援している団体が行ったもので、新宿や渋谷、池袋などでホームレスの人300人余りに聞き取りを行いました。
その結果、襲撃を受けた経験ついて、「よくある」が7%、「たまにある」が20%、「過去にはある」が13%と、合わせておよそ40%の人が経験があることが分かりました。
また、加害者について、「子どもや若者」が38%、「大人」が22%、「その他・不明」が40%と答えています。
具体的な襲撃の方法については、空き缶や石を投げたり、花火をうち込んだりするなど、物を使った暴力が多いことが分かりました。
60代のホームレスの男性は「夜中に突然、段ボールの中にロケット花火をうち込まれた。それ以来、夜が来るたびに不安で眠れないようになった」と話していました。
調査した団体によりますと、ホームレスの人に対する襲撃は夏場が特に多いということで、「こうした暴力が人の命を奪うことさえあることを、若者たちが認識していないとしたら恐ろしいことだ。人権について、教育現場でしっかり学べるようにしてほしい」と話しています。
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