Activatorで赤外線リモコンを操作する「IRKit for Activator」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • feedly
    follow us in feedly

きんちゃん( @wa_kinchan )です。

以前、ProWidgetsのアドオンとしてIRKitを操作する脱獄アプリを作りましたが、今回はActivatorでもっと手軽にサクッと赤外線データを送信する脱獄アプリを作ってみました。

過去記事:
iPhoneからIRKitの使い勝手を向上させる「IRKit for ProWidgets」 | きんちゃんぶろぐ

IRKitとは

IRKitは、WiFi機能の付いたオープンソースな赤外線リモコンデバイス。
家庭のエアコンやテレビ、ライトなど、赤外線で操作できる家電を、
WiFiをとおして、iPhoneやiPadなどから操作できるようにするものです。


IRKit – Open Source WiFi Connected Infrared Remote Controller




Jailbreak × IRKit Part2

Part 2ということで、前回の「IRKit for ProWidgets」に続き、Jailbreak × IRKitでIRKitの力を引き出してみます。前回は、ProWidgetsのアドオンであって、有料のProWidgetsを購入しないと使えないものでした。
今回はシンプルさを追求して、Activatorより赤外線データを送信できる「IRKit for Activator」を作成しました。

「IRKit for Activator」とは・・Activatorを利用して、ロックスクリーン、任意のアプリケーション、SpringBoard上のどこからでもIRKitでさくっと赤外線を送信できます。使い方によっては非常に便利になるでしょう!

初期設定

Activatorの設定項目の一覧にIRKitのSignalデータを表示するために、データをExportする必要があります。

0. Cydiaからきんちゃんリポジトリを追加してください。
http://kindadev.com/apt
です。その後、「IRKit for Activator」と検索しインストールしてください。



1. あらかじめ、IRKit Simple Remoteアプリをインストールしておき、リモコンデータを登録しておきます。

IRKitシンプルリモコン 2.1.3(無料)App
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
販売元: Masakazu Ohtsuka – Masakazu Ohtsuka(サイズ: 2.5 MB)
全てのバージョンの評価: (19件の評価)



2. IRKit Simple Remoteアプリ内の設定を開くと、右上にExportボタンが追加されているのでタップします。for Activatorまたは、for IRLauncher (OS X)を選択するメニューが出るので、for Activatorを選択します。



3. 選択するとすぐにExportが完了するアラートが出るので、終わったらiPhoneをリスプリングします。

4. リスプリング後、Activatorの設定より、好みのアクションを設定してください。



Activatorのメニューで更に使いやすく

[設定] > [Activator] > [メニュー]よりメニューを作成しておけば、リストを作成することも出来ます。



仕様

Exportする際に、赤外線のタイトルのハッシュを保存し、ハッシュからActivatorの固有IDを生成したり、送信時に同等のsignalデータがあるかチェックをかけています。そのため、タイトルを変えてしまうとActivatorからsignalデータを送信できなくなったり、なんらかのエラーが出る可能性があります。そのため、タイトルを変えた後は、必ずExportを再度行ってください。

IRKitのExportデータは、
/var/mobile/Library/Preferences/com.kindadev.activator.irkit.plist
に存在します。

Export時に、上書きされ前のデータは消えます。

オプション: IRLauncher向けExport機能!

Mac版のIRKitアプリ「IRLauncher」はQuicksilver、Alfred 2と連携して、手軽さを追求しきった設計になっています。本当に、mashさんは素晴らしいです。

当然なことですが、IRLauncher向けにSignalデータを再登録する必要があります。それが個人的には億劫でしょうがなかったので、iOSの設定データをそのままIRLauncherに移植しようと作ったのが本機能です。

Exportの選択画面で、for IRLaucnher (OS X)をタップすると
/var/mobile/Applications/Simple.app/Documents/IRLauncher/*.json
にIRLauncherで利用できるjsonファイルが出力されます。

出力されたjsonデータをiFunBox等で
~/.irkit.d/signals/
にコピーすればiOSの設定データが引き継がれます。



データをコピーした後は、データの再読込のためにIRLauncherを再起動させてください。再起動後データが読み込まれるはずです。



この辺参考にさせて頂きました。

おぺんそうす

IRKit for Activatorはおぺんそうすです。こうしたらって場合はpullreqよろしくです。

wakinchan/IRKit-for-Activator


まとめ

IRKitはSDKも公開されているので可能性が盛りだくさんのアイテムですね。一台家にあるだけでもう次世代に!笑



では、きんちゃん( @wa_kinchan )でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。良かったら、RSS購読、シェアして下さいね(≧∀≦)!





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

Post Navigation