返信もどき KADOKAWAエンターブレインホビー書籍部デスク岡本真一

 返信不要とあったので、ほぼ独り言。

 その編集部で小説を担当しているのは、
 自分の元担当の岡本氏(フリゲ&ボカロ系)と、F田氏(2ch&なろう系)のほぼ二人とのことです。
 F田氏(通称「担当のF田さん」)は「宣伝の鬼」を自称し、2ch&なろう系出版の功績で正社員になったという、某界隈ではそこそこ知られている人。
(担当名は書籍の最後に普通に書いてあるので、隠す意味は無いと思いました)

 ということで、エンブレの出してるフリゲ系ノベライズは、ほぼ全て岡本氏担当だと思います。


 ニコニコで有名実況者がフリゲノベライズを宣伝しているのは、そういう打診をされてるからです。
 金銭のやりとりは知りません。「書籍を送って、宣伝をお願いしている」と濁して言っていました。
 ステルスマーケティングという認識は無いようです(実況者が公式依頼だと告げなくても)。
「ステマって、悪いことですよね?」とすっとぼけていました。

 キミ箱でそういった宣伝手法がとられなかったのは、
 単にサウンドノベルのキミキメRが実況向きじゃないことが大半の理由だと思います。


 キミ箱の広告は、ふり~むさんと夢現さんのみです。
 目立たない位置だったのもあってか、広告掲載後もアクセス数は微動だにせず、Amazonランキングの変動も同様でした。
 あと販促物は「時間が無い」ということで、三分で作れそうなポストカードだけでした。
「これで大丈夫なんですか」と尋ねても、ふにゃふにゃ言い訳があって、「こんなもんですよ」。


 ただ何故かAmazonカートが開いたあと、
 はちま寄稿やオレ的ゲーム速報@刃を筆頭とする2chまとめブログ連で「キメラ」に関するほぼ同じ記事が掲載され、広告欄にキミ箱が貼ってありました。
 ちなみにそのキメラ記事のソースは12年くらい前のもので、今更取り上げた理由は、謎ですね。

 まとめブログでの「キメラ」記事に関して先方に尋ねてみましたが、
「知らない」「わからない」「そんなことを知る必要があるのか」
 と、何故か感情的に突っぱねられました。
 本人が言うには、数年前にネット流行語にもなった「ステマ」の事件も「よく知らない」とのことです。



 先方はただ「フリゲノベライズ」のノルマに従っているだけで、
 フリゲが好きなわけでもなんでもなく、数字以外にさほど興味は無いようでした。

 もともとはデザイン畑の人間で、日頃原稿以外に小説は読まず、
 料理が趣味とのことで、料理本作りに関しては異様に情熱を燃やしているようでした。
 当時はお菓子の本を担当されていて、その話になると非常にうきうきとしていました。



 キミ箱に関して、先方はやる気なかったと思います。
 最初に先方の提案を突っぱねた時点で、露骨にやる気を無くしていたように見えました。
 元から売れる見込みを感じていなかったのもあるかもしれません。
 わけのわからないミスや、忘却の連続でした。
 宣伝の提案なども皆無です。


 生意気なタイプのフリゲ作者さんはどうぞ、担当編集とのやりとりにはご注意ください。

 自分ほど突っかかる人はそうそういないと思いますが、
 少しでも逆らうとあっという間にやる気を無くし、扱いがぞんざいになる人もいます。
 購買層の強いなろう系やボカロ系はともかく、フリゲ系はかなり下に見られています。
 ただ、ニコニコと繋がりの強いフリゲ系は優遇されるかもしれません。


 売れなければ、「(作者の)ネームバリューが足りなかったから」と一言アドバイスがもらえます。

 その通りだと思います。




 もう失うものもクソも無いので、つらつら書いてます。これでも書き足りないくらいです。
 15万字超えの長編小説が書けそうなレベルで、いろいろありました。


 発売前にも書きましたが、
 あのクソバブル思考停止ダヌキだけは天地がひっくり返っても絶対に許さないです。

 上っ面ではイエスマンで、ネバネバとゴリ押ししてきて、あっという間に話を忘れて、
 自分がおかしいという自覚がなく、某エロゲ会社社長や某編集長や某フリゲ作者を「変人」と呼び、
 打ち合わせでは自慢話をして、原稿の展開やキャラクターの名前をまたすぐ忘れる。
 困った時は「知らない」「わからない」、思考停止の平謝り、すいませんすいませんすいません。
 編集歴30年の大ベテラン。口癖のように「普通は~」「通例としては~」「常識的には~」。


 この一年間のやりとりを思い出すと、動悸が止まらなくなります。




「でも星見さんとしては、書きあぐねていた続編が書けたわけですよね?」


 その通りです。