大分・保戸島空襲:死亡児童らの面影浮かべ…記憶語る教諭

毎日新聞 2014年08月13日 21時27分(最終更新 08月13日 21時45分)

学校で爆撃を受けた日の記憶を語る近藤綾さん=大分県津久見市の自宅で2014年8月8日、和田大典撮影
学校で爆撃を受けた日の記憶を語る近藤綾さん=大分県津久見市の自宅で2014年8月8日、和田大典撮影

 寺の住職や教職員組合の依頼でこれまでに数回、空襲の講話をした。しかし、戦争から年数がたつにつれて若者や子供たちの間で戦争への関心も恐怖も薄れていくのを感じている。空襲の話をすると「飛行機がたくさん飛んでいて面白そう」という反応が返ってきたこともあった。来年は戦後70年。「このままではあの戦争の悲惨さは伝わらなくなるのでは」。近藤さんはそれを憂えている。

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