堀川勝元
2014年8月13日16時12分
全日空の欧米行き国際線ファーストクラスの機内食に、宮崎県産シロチョウザメを使った料理が9月に登場する。シロチョウザメの普及に力を入れる県は「知名度や食材としての価値が高まれば」と期待する。
全日空によると、コース料理の前菜の一品で、ホタテ貝の上にボイルしたシロチョウザメの魚肉とキャビアを載せ、レモンの香りのクリームが添えられる。羽田や成田から欧米に向かう便で、9月1日から11月30日まで提供される。
昨年11月、県が開いたレセプション(東京)で、機内食担当のシェフがシロチョウザメの魚肉を食し、その食感などを評価したのがきっかけ。県産キャビアはまだ生産が追いつかないため、採用は見送られた。
シロチョウザメを巡っては、県水産試験場内水面支場が稚魚を生産し、県内の養殖業者に販売。新たな産業としての拡大を目指している。(堀川勝元)
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!