美容室に行けばコミュ障が治るよ! という話

最近、よくコミュ障についての記事をみかけます。id:netcraft さんの記事やid:noabooon さんの記事、id:Rlee1984 さんも記事書いてましたね。せっかくなので、自分も記事を書いてみたくなりました。

 

この記事は、ほとんど表題の通りなのですが、要するに「コミュ障を治すために、コミュニケーション能力の高い人を参考にしていこう」という話です。普段、皆さんは散髪をする時どうしてますか? 自分で切る人や1000円カットでいいやっていう人、散髪屋に行っても「話しかけないでオーラ」を出して置いてある本を黙々と読む人、そもそも切るための髪の毛がないって人……まぁ色んな方がいると思うんですが、コミュ障を治したいという方は是非、どうにか勇気を振り絞って美容室に行ってみて下さい。僕もかなりのコミュ障なんですが、美容室に通うことで、かなりコミュ障が改善されました。

 

美容室に行くことのメリットや効果は以下の通りです。

 

1 会話慣れしている人と1対1で会話の練習ができる。 

2 散髪中なので相手と無理に視線を合わさなくても良い。

3 所要時間もそこまで長くなく、キツかったり辛ければ会話を切り上げて本を読むこともできる。

4 友人関係などの情で繋がる人間関係でなく、金銭で繋がる人間関係である。単発で後腐れなく関係を終わらせることもできれば、通い続けることで関係を継続していくこともできる。 

5 髪の毛を切ったことで、気分転換や自信に繋がる。

 

全て、当社比です。勿論、ただ散髪をするだけじゃダメですよ。ちゃんと、美容師から学んでいくということが大切なんです。ただ、それでも「やっぱり美容室はちょっと……」「他人が頭の近くで刃物を振り回すなんて安心できないだろ!」「自分、髪の毛ないです……」などハードルが高いという人のために、ちょっとしたフォローを入れたいと思います。

 

そもそも、コミュ障には複数のタイプがあります。伝わりやすいように「会話はキャッチボール」に則した例も挙げながら分類していきます。

 

(a) [ボールは投げられるんだけど、必ず大暴投]

   人の話を聞かない「自己中タイプ」

 

(b) [ボールの投げ方がわからない]

  会話のやり取りがうまくできない「オドオドタイプ」

 

(c) [失敗が怖くてボールが投げられない]

とにかく人が苦手な「対人緊張タイプ」

 

そして、それぞれにコミュ障と言われる由縁があります。つまり、それぞれコミュニケーションをする際、足りてない部分があるわけです。

 

「自己中タイプ」に足りていないのは、会話とは、自分が発信するだけでなく相手がいて初めて成り立つのだという「意識」です。この「意識」さえ持つことができれば、元々ボールを投げる力は持っている人です。制球力、ボールをしっかりコントロールして相手に投げることができるようになります。美容室に行った際、自分が率先して喋るのではなく、「相槌」を意識してみて下さい。会話がキャッチボールであるということを、少しずつ意識していくことができると思いますよ。

 

「オドオドタイプ」に足りていないのは、方法論や技術とその実践です。頭でっかちな方が多いと思いますが、理論や技術という観点でしっかりとした投球フォームを身に付けることさえできれば、後は反復練習をすることで様々な球種が投げられるようになります。美容師の会話の切り出し方や糸口のバリエーションだったり、相槌の打ち方、表情、学ぶことは様々ですが、習得してしまえばこっちのもんです。見て盗みましょう。

 

「対人緊張タイプ」に足りていないのは、慣れです。人が怖い、失敗を恐れて緊張してしまうというのは、実際問題どうしようもないものですし、なくす方法なんてない。ただ、慣れていくことは可能だと思います。キャッチボールがうまくなる一番の方法は、キャッチボールをすることなのですが、一人で壁に向かってボールを投げるなど、段階を踏んで練習していくことが大切です。相手に対する意識が肥大化してしまう傾向のある方なので、「あなたはお客さんである」ということを今一度意識してみて下さい。

 

 

というわけで、美容室に行けばコミュ障が治るよ! という話でした。後、蛇足ですが「美容室に行きたいけど、髪の毛がない」という方は、美容室の代わりに育毛サロンに行けばいいんじゃないでしょうか。