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パリ 「愛の南京錠」 橋に付けないで
8月14日 8時27分

パリ 「愛の南京錠」 橋に付けないで
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恋人どうしで南京錠を取り付けると愛が永遠に続くとされ、世界中からカップルが訪れるパリの橋では、南京錠の重みで欄干が壊れる事態になっており、パリ市は取り付けないよう呼びかける取り組みを始めました。

パリのセーヌ川に架かる橋、ポンデザールは、6年ほど前から恋人どうしで欄干に南京錠をかけると愛が永遠に続くとされ、世界中からカップルが訪れるようになりました。
今では隙間もないほど南京錠が取り付けられ、その重みで橋の一部が壊れる事態にまでなっています。
こうした状況に市民からは、安全上、問題があるなどと懸念する声が上がったため、パリ市は対策を迫られ、13日、橋のたもとに、南京錠を取り付けないよう呼びかけるステッカーを貼りました。
ステッカーは赤いハートの形で、フランス語と英語、それにスペイン語で「橋はもうあなたたちの愛の印に耐えられません。これ以上、南京錠をかけないで」と書かれています。
パリ市の担当者は「今後もパリを訪れたい、文化財を守りたいと思う市民や観光客の良識に訴えたい」と話していました。
しかし、ステッカーが貼られてもカップルたちは次々に南京錠を取り付けていて、ブラジルから訪れたカップルは「パリはロマンチックで美しい街だから自分たちの愛を表現するため南京錠をかけたいと思った。市には欄干を補強するなど別の対策を取ってほしい」と話していました。

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