大阪府警巡査部長が盗撮 電車隣席女性の膝の間にスマホ

2014年8月14日6時0分  スポーツ報知

 電車で隣に座っていた女性の脚の間にスマートフォンを差し入れたとして、大阪府警は13日までに、府迷惑行為防止条例違反の疑いで、富田林署警備課巡査部長の野村哲弘容疑者(41)=堺市北区=を現行犯逮捕した。逮捕は12日。府警は盗撮目的だったとみている。

 逮捕容疑は12日午後11時ごろ、近鉄南大阪線河内天美―矢田間を走行中の電車内で、ワンピース姿の20代の女性会社員に対し、膝の間にスマホを差し入れた疑い。野村容疑者は「逮捕されるようなことはしていない」と、容疑を否認している。

 府警によると、野村容疑者は勤務後に友人と飲酒し、帰宅する途中だった。車両には乗客が少ないにもかかわらず、わざわざ左隣に座ってきた不審な男に、女性は警戒。眠ったふりをしながら薄目を開けて様子をうかがっていたところ、野村容疑者が怪しい動きを見せたため、スマホを持っていた右手首をつかんで取り押さえ、矢田駅で警察官に引き渡した。スマホには、ワンピースの一部が映った静止画が保存されていたという。

 野村容疑者は2000年、電車内で痴漢行為をした疑いがあるとして、所属長注意の処分を受けていた。当時の詳細について、府警は「回答できない」としている。大村喜一監察室長は「警察官として言語道断の行為であり、極めて遺憾」とコメントした。

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