ガザ一時停戦 「5日間延長で合意」8月14日 6時22分
パレスチナ暫定自治区のガザ地区を巡る、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの72時間の一時的な停戦は期限を迎えました。
パレスチナ側は戦闘の停止を5日間延長することで合意したと発表しましたが、ガザ地区からはロケット弾が発射され、これに対してイスラエル軍が空爆を行うなど、停戦が引き続き維持されるかは予断を許さない情勢です。
イスラエルとハマスによる72時間の一時的な停戦は、日本時間の14日午前6時が期限となっていました。
この間、エジプト政府が間に入りカイロでイスラエルと交渉していた、ハマスを含むパレスチナの代表団は期限の直前に記者会見し、「一時的な停戦を5日間延長することで合意した」と明らかにしました。
そのうえで「この停戦期間で協議を進め、本格的な停戦につなげたい」と述べ、いったんパレスチナに戻って協議内容について検討する考えを示しました。
これについて、イスラエル側からはこれまでのところ公式な発表はありません。
一方で一時停戦の期限が切れるおよそ2時間前の日本時間の午前4時前以降、ガザ地区からは複数のロケット弾が発射されました。
ガザ地区にいるNHKのスタッフによりますと、これに対してイスラエル軍が報復とみられる空爆を行っているということで、停戦が引き続き維持されるかは予断を許さない情勢です。
米大統領がイスラエル首相と電話会談
パレスチナ暫定自治区のガザ地区の情勢を巡って、アメリカのオバマ大統領は13日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談しました。
ホワイトハウスによりますと、この電話会談は、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスによる72時間に及ぶ一時的な停戦の期限が切れる前に行われました。
この中でオバマ大統領は、イスラエルの安全保障とガザ地区の人道危機の双方に応える長期的な停戦を実現することが重要だと強調したということです。
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