北朝鮮 核やミサイル「日本対象でない」8月14日 5時48分
岸田外務大臣が先日、訪問先のミャンマーで北朝鮮のリ・スヨン外相と接触した際、核やミサイル開発で挑発的な行動を自制するよう求めたのに対し、リ外相は「日本を対象としているものではない」などと応じていたことが分かりました。
リ外相の発言は、北朝鮮は日本を直接けん制する意図はないことを強調するねらいがあるものとみられます。
ミャンマーで開かれたASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議に出席した岸田外務大臣は、日本時間の10日、同じ会議に出席していた北朝鮮のリ・スヨン外相と短時間ことばを交わしました。
この中で岸田大臣は、拉致被害者らの調査を着実に行うよう指摘したほか、核やミサイル開発の問題を取り上げ、「今後も弾道ミサイルの発射などを繰り返せば日朝関係に影響を与えることになる」と述べ、挑発的な行動を自制するよう求めました。
これに対しリ外相は、「核やミサイル開発は日本を対象としているものではない」などと応じていたことが分かりました。
リ外相の発言は、北朝鮮は日本を直接けん制する意図はないことを強調し、拉致被害者らの調査を行っているなかで、核やミサイル開発の問題では日本とアメリカや韓国との足並みを乱そうというねらいもあるものとみられます。
一方、北朝鮮による拉致被害者らの調査結果について、政府は、来月の第2週以降に外務省の局長級による協議で説明を受ける方向で引き続き調整することにしています。
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